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川端康成の小説「雪国」をNHKでドラマ化したのを先週録画して今日、観ました。
小説を読んだ時に分からなかったミステリーはドラマのクライマックスで走馬灯を見るように忽然と島村が理解した駒子の報われない愛への「徒労」として見事に映像化されていました。原作では読者がそれを知る手がかりだけが与えられるだけで直接書かれてはいません。振り返るとなるほどそういうことだったのかと思いました。
目を見開く駒子、そして燃えている繭倉の2階桟敷から体を水平にして葉子が落ちる様子を島村は見、
落ちた葉子を抱き上げた駒子が
「この子、気がちがうわ、気がちがうわ!」
と叫ぶ部分だけが描写されています。その姿は自分の犠牲か刑罰を抱いているようであったと。最後に島村は天の川(原作では天の河)が自分の中へ流れ落ちるように感じるのでした。
最後に駒子が叫んだ言葉の意味と天の河が自分の中に流れ落ちるというのはどういうことなのか私は今も分かりません。
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