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プルークの姿勢と力の入れ方 その1 2022/4/10 日

 

 ジョン・トラヴォルタを一躍有名にしたのは1977年公開のサタデー・ナイト・フィーバー、ディスコブームの火付け役になりました。映画のポスター画像で見るトラヴォルタの決めポーズを棒人間で描いてみました。これを見るといつも私は彼の左脚に注目して、これってプルークの股関節運動の重要な要素だよなって思っていました。すなわち股関節の内旋です。


 初めてスキーをする孫にプルークを教える時、どうやれば斜面でフォールラインを向いてもずり落ちないのかを教えるのに苦労しました。
プルークで制動をかけるために必要な要素は以下の3つだと思います。
  1. 両スキーのインエッジを立てる
  2. 両スキーのテール側を開く
  3. 除雪抵抗に抗ってプルークの姿勢を保つ

 よくある失敗がこのパターン。
股関節を内転して両膝を近づけることでインエッジを立てようとしています。これだとインエッジは立つけど除雪抵抗に抗って力を入れようとするとエッジの角度が緩んで十分な除雪抵抗を維持ないのでずり落ちます。

 大切なのはジョン・トラヴォルタの左股関節内旋ポーズ。斜面に立つ前に両股関節を内旋する力の入れ方を確認しておくと良かったのではないかと思っております。
 股関節を内旋する筋肉は外旋する筋肉より少なく、その力は外旋の1/3くらいしかないそうです。内旋筋郡としては大腿筋膜張筋、中殿筋・小殿筋・大内転筋の一部でどこに力を入れるか教えにくいんですね。そこで役に立つのが最初の図、ジョン・トラヴォルタの左股関節です。この図の格好をすると左の股関節内旋筋が働いています。逆の向きで行うと右の股関節内旋になります。もちろん腕は関係ないのでどうでも構いません。

 緩斜面でプルークを教える以前に必要なことがあることも分かりました。平地で斜めに力を加えると動くスキーの真上に乗り続けることです。キッズスキースクールの初心者コースを見ていたら、最初に片方のスキーだけ履いてぐるぐる歩き回っていたことを思い出しました。そこで孫たちにこんな練習をやらせてみました。
  1. 片方だけスキーを履いて、履いてない方の足で蹴ってエッジを立てずに前へ進む練習(左右それぞれ)
  2. 片方だけスキーを履いて履いてない足で蹴ってスキーのインエッジを立ててスケートのように進む練習(左右それぞれ)
  3. 両方のスキーを履いてスケーティングで競争
 これをやってから滑らせたらすぐにプルークボーゲンで滑れるようになって驚きました。

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