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ポラリエで追尾したオリオン大星雲の写真に人工衛星のようなノイズが入っていました。写真の赤い丸で囲んだ場所です。スタックの失敗ならば全体的にずれてにじんだ写真になるのでそのせいではないようです。しばらく考えても分からず寝ていたら夜中に突然閃きました。長時間露光でおなじみのアレだ!
追尾撮影はISO感度をそれほど上げなくてもズレの少ない写真が撮れますが露光時間が長くなるとあちこちに星ではない輝点が出てきます。カメラのイメージセンサーが長時間作動して発熱し感光するピクセルが出てきちゃうのですね。同じ場所に出るのでスタックしても消えるどころか強調されてしまいます。ゆっくり移動する天体をRegistax6やDeepSkyStackerで正しく重ね合わせると相対的に動かない熱ノイズが人工衛星の軌跡みたいに現れてくるわけです。
というわけで飛び起きてカメラにキャップしたまま撮影時と同じ条件で何枚も撮りました。何も写ってないように見えますがよく見ると星のようなノイズが写りこんでいます。これがダークファイルになります。ネット情報では4枚もあれば良いようです。
オリオン大星雲の画像はトリミングしていたので現像設定をコピペして同じ場所をトリミング。それをTIF形式で保存し、ダークファイルとしてフリーソフトのDeepSkyStackerに読み込んでオリオン大星雲を撮影したTIFファイルとセットでおまかせ処理すると出来上がります。
スタックした画像の調整ですが画面下に表示されたスライダーを動かしても変化しません。実は画面からはみ出して見えない下部にAPPLYのボタンがあるのですが言語設定がデフォルトだと表示されないのです。画面下のabout DeepSkyStackerタブをクリックすると言語設定が出ますのでDEFAULTをENGLISHに変えてから一度終了して再びソフトを起動してみてください。文字が少し小さくなってAPPLYタブが現れます。
それからできた画像を保存するフォルダ名は日本語だとダメみたいです。
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