Seestar S30のフラット撮影やってみた 2025/6/28(土)

 Seestarアプリのバージョンアップで60秒撮影と一緒に追加されたフラット撮影機能を試して見ました。画像はLEDトレース台を載せて撮影しているところです。
明る過ぎると失敗するようです。カチカチと何枚か撮影する音がして成功。
これをどう使うのかメニューにはないようだけど取得したフラット画像は自動的に適用されるみたいです。撮影したフラット画像を見たいけどどこにあるのだろう?
フラットを使う/使わないという設定が見当たらないので比較できないのが残念。
ダーク補正は星雲星団モードでは自動的にやってるらしい。

 そして昨夜遅くから庭に出て天体撮影。スマート望遠鏡と赤道儀を両方使いました。
まずはスマート望遠鏡・Seestar S30の画像から。

 はくちょう座のOmicron'1 (右下)と Omicron'2(左上) です。
この2つは二重星でOmicron'1は更に30,31番星の二重星になってます。星々の中で輝く金色と青色のペアが美しい。焦点距離の短い鏡筒でアイピース使って見たい対象です。
設定は以下に
  • 撮影日時 2025/6/27 22:05
  • フラット補正 あり
  • 20秒 総露光時間8分20秒

 そして、こぎつね座の亜鈴状星雲 M27。この星雲は明るいせいか長時間スタックすると中心部が白飛びしてしまいます。それで最後にもう一度短い時間スタックしたのがこれ。

設定は以下に
  • 撮影日時 2023/6/27 23:13
  • フラット補正 あり
  • ダーク補正 自動
  • 20秒 総露光時間 2分


 赤道儀と焦点距離1250mmのマスクトフカセグレン鏡筒も使いました。
使用機材は以下の通り
  • 赤道儀 AZ-GTi 赤道儀モード
  • 鏡筒 SkyWatcher Mak90
  • カメラ PlayerOne Uranus-C アクティブ冷却システム付
  • フィルター SVBONY UV/IRカットフィルター
Synscan Pro の自動アライメント機能 Synmatrix AutoAlign もバッチリ使えました。これ便利で正確だから絶対おススメです。
そしてSeestar S30で使ったLEDトレース台を使ってフラット撮影。ヒストグラムの頂点が30パーセントあたりの輝度になるよう露光時間を調節。モバイルバッテリーで給電できるから簡単に使えます。風が強かったので鏡筒の上から落下するのではと心配したけどモバイルバッテリーが重りになって大丈夫でした。

鏡筒を真上に向けたいので天頂近くにあるヘルクレス座の球状星団 M92を導入。

  • 折角導入したので撮影したのがこれ。
  • 設定は以下の通り
  • 2025/6/27 22:59
  • 外気温 19.2℃
  • センサー温度 21.6℃
  • オフセット 3
  • アナログゲイン 400
  • 露出時間 2.0s
  • 120フレーム 
  • 総露光時間 4分
  • フラット補正 リアルタイムフラット補正
  • ダーク補正  リアルタイムダーク補正

 それではSeestarで撮影したはくちょう座の二重星 Omicron'1 (31Cygni)を導入。
焦点距離が10倍近くあるから大きく写ります。下が31B、右上が30番星です。30番星に変なフレアが出てるなぁ。

設定は以下の通り
  • 撮影日時 2025/6/27 23:07
  • トリミング少し
  • ディザリングあり
  • 外気温 19.2℃
  • センサー温度 21.4℃
  • オフセット 3
  • アナログゲイン 400
  • 露出時間 2.0s
  • 75フレーム 
  • 総露光時間 2分30秒
  • フラット補正 リアルタイムフラット補正
  • ダーク補正  リアルタイムダーク補正

 
最後にこぎつね座の亜鈴状星雲 M27 を。地球からの距離が1235光年と近いから画面いっぱい。でも赤道儀で画像が回転しないから欠けの心配があまりありません。ないとは言えないのは私の極軸合わせが下手だから。オートガイド使えるようになれば完璧かも?
日付が変わって終了したけど流石に北海道、この季節の深夜はかなり寒かったです。

設定は以下の通り
  • 撮影日時 2025/6/28 0:04
  • ディザリングあり
  • 外気温 19.1℃
  • センサー温度 21.0℃
  • オフセット 3
  • アナログゲイン 450
  • 露出時間 2.0s
  • 756フレーム 
  • 総露光時間 25分12秒
  • フラット補正 リアルタイムフラット補正
  • ダーク補正  リアルタイムダーク補正

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