はくちょう座チューリップ星雲 SH2-101 2025/6/19(木)

 梅雨の雨がどこかへ行ってしまい異常な暑さが日本を覆っているようですね。
函館は最高気温が25℃くらいで日中は窓を開けていれば暑さをしのげるくらいでした。
昨夜も日付をまたいでの撮影です。
天体撮影のために深夜の庭に出ると1時頃には薄手のジャケットでは寒いくらいでした。

 月も下弦を迎えて星雲撮影するにも気にしなくて良くなってます。
昨夜のターゲットNo.1ははくちょう座のスタークラウド(チューリップ星雲)SH2-101 です。
まずはZWO Seestar S30 EQモードで撮影開始。極軸合わせが簡単、そしてそこからは全自動という手軽さです。

スタック・AIデノイズをかけた画像がこれ。チューリップの花びら部分、明るく写って諧調も良好、暗黒星雲もきれいに出ています。
1フレーム20秒で1時間スタックしました。


 Seestar S30 が独りで頑張っている間に赤道儀と鏡筒その他をセッティング、同じものを撮りました。焦点距離が3倍近くある鏡筒を使って大きく写せます。
使用機材は以下の通り
  • 赤道儀 AZ-GTi 赤道儀モード
  • 鏡筒 SVBONY SV503 70 ED
  • カメラ PlayerOne Uranus-C アクティブ冷却システム付
  • フィルター Sightron QBP3

設定は以下に
  • 2025/6/19 1:00
  • ディザリングあり
  • 外気温 17.7℃
  • センサー温度 19.6℃
  • オフセット 3
  • アナログゲイン 400
  • 露出時間 4.000s
  • 375フレーム 
  • 総露光時間 25分
  • フラット補正 なし
  • ダーク補正  Hot and Cold Pixel Only
  • フィルター Sightron QBP3




SynscanではSH2で始まるシャープレスカタログが深宇宙天体の検索に出て来ません。
それでStellarium の赤緯・赤経情報を入力してユーザーオブジェクトに登録。

折角登録したのに一度終了するとユーザーオブジェクトに残ってないのはどうしてかな?
それはともかく、導入成功。プレートソルビングもできました。
*後日追記 オブジェクト名に日本語使うと保存されないみたい。英数字だけにしたら保存できました。

実はこれの前にもっと時間をかけて撮った画像があります。でも予想外に画像が90°寝ていました。それで回転させた画像がこれ。
設定は以下に
  • 2025/6/19 0:28
  • ディザリングあり
  • 外気温 18.1℃
  • センサー温度 20.6℃
  • オフセット 3
  • アナログゲイン 400
  • 露出時間 4.000s
  • 606フレーム 
  • 総露光時間 40分24秒
  • フラット補正 なし
  • ダーク補正  Hot and Cold Pixel Only

赤道儀の上に鏡筒が来るホームポジションで天頂を上にカメラをセットしたのだけど北が上にならずに天頂が上の画像になってました。それでカメラを左へ90°回転させてセットしたのが先の画像です。Synscanの移動ボタンで動かすとき上下左右が見たとおりに動くのでこれが正解なのか?
右持ちで赤道儀の横にある状態で天頂を上にカメラをセットすると良いのだろうか?
まだまだ分からないことだらけです。


次は同じくはくちょう座のサドル付近にあるγ星雲 IC1318 。この星雲の南西直ぐ側にはくちょう座のγ星サドルがあります。

設定は以下の通り
  • 2025/6/19 1:17
  • ディザリングあり
  • 外気温 17.7℃
  • センサー温度 19.4℃
  • オフセット 3
  • アナログゲイン 400
  • 露出時間 4.000s
  • 180フレーム 
  • 総露光時間 12分
  • フラット補正 なし
  • ダーク補正  Hot and Cold Pixel Only



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