Seestar S30 赤道儀化 2025/4/14(月)

 ファームウェアアップデートでEQ(赤道儀)モードが利用可能になったZWO Seestar ですが使うには極軸に合わせるための雲台が必要ということで、

私はNEEWERのビデオ雲台を選びました。3/8インチ、1/4インチ両方に使えます。Seestar S30のネジは3/8インチなので1/4インチネジは取り外してます。
クィックリリースプレートが付いてます。暗闇でS30をネジに固定するのは落下の危険を伴うのでこれがあれば安心です。
この雲台だけで水平方向の回転もできます。
雲台によってはどの方向へも傾けられるボール雲台もあるけど赤道儀に使う場合には左右に傾ける必要がないので2軸が理想だと思います。
 それでこのプレートはS30本体に付けておくのが本当は良いんだけどそうすると付属のケースに入らないんです。Seestar、タブレット、ヘッドランプ、スマホを入れて持ち運べるカメラバッグが必要かも?

 あと、なくても支障ないけどレベリングベースも用意。水平の微調整で三脚の脚の長さで調節する必要がなくなって時短になります。これもNEEWERの製品。最近、NEEWERのものを買う機会が多い気がします。


 これで準備完了。でも今日は雨なんだ。
水平に対して傾ける角度は観測地の緯度と同じです。
赤道上なら水平、北極点なら垂直ですね。北海道は東京より仰角が大きくなります。バランス的には安心度が高くなると言えるでしょう。忘れてはいけないのが転倒防止のために北側に必ず1本の脚を向けておくこと。

 さて赤道儀化のメリットですが経緯台の場合、スタック時間が長くなるとセンサーに対する天体の角度が回転して行くのでスタック画像は端から次第に欠けてしまいます。赤道儀ならセンサーと天体の角度は一定なのでその心配がありません。
1枚当たりの露光時間も経緯台だと同じ理由でブレて来るからあまり長くできません。だから1枚露光時間が赤道儀は長くできる。


 あまり聞かない話だけど経緯台の方が良い場合も考えられます。Seestar S30 の画角はS50よりわずかに大きいので天体によっては視野角が大きくてもギリギリ入ってくれるものがあります。例えばマルカリアンの鎖、時間帯によっては縦長のS30のセンサーにシンデレラフィットしてくれます。

 これに対し、赤道儀モードだと相対角度は一定なのが不利になってフレーミング機能(モザイク撮影)を使う必要があります。

 EQモードでのファーストライトやったらレポしますね。


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