同期会で札幌へ 2025/4/20(日)

Seestar S30 ばら星雲ファーストライト 2025/4/9(水)

 いよいよZWO Seestar S30 での星雲ファーストライト。三脚にセットして水平確認したら即、観測対象の設定。ホントにこれで行けるの? アライメントもやってくれるわけ? 
実際に動かして見るとまず水平の微調整から始めたようです。傾斜2°以内だと緑のが表示されるんだけどどうやら2°までは自動補正可能範囲らしい。

 星雲モードでばら星雲NGC2237をセット、見ていると動き始めて探しているというメッセージ。しばらく待つと見なれたばら星雲中心部の特徴的な星団が見えてきました。導入成功です。プレートソルビングしながら空のどこに向いているのか判別しているのでしょう。これは従来の経緯台や赤道儀を使っている人には超絶的に手軽だと思えるでしょう。アプリ画面下の録画ボタンみたいな赤い丸をタッチするとスタッキングが始まります。右上に撮影時間が表示されています。初めのうちはノイズだらけのざらざら画像だけど次第にきれいになって行きます。これはSharpCapでライブスタックしているのと同じなんだけど途中でAIノイズ除去を実行可能、所要時間は15秒です。タッチしてみたら恐るべき効果です。更に明るさ、コントラスト、色の濃さを変えることができます。これなら非冷却でも十分なんじゃないかな。11分間スタックして最終的にできた画像がこれ。IMX662というセンサーは近赤外線領域の感度が高いので赤い散光星雲がきれいに写ります。焦点距離150mmでばら星雲のほぼ全体が画角に入ってしまいます。視野角の大きな赤い散光星雲を最も得意とするスマート望遠鏡と言えるでしょう。
気になるのは暗い場所で三脚にセットするにはクィックリリースシューとプレートを入れた方が安全かなと思いました。落としたら大変ですから。
3/8インチネジ対応のビデオ雲台が届いたら赤道儀モードも試してみたい。

 この後、オリオン座の馬頭星雲もスタックしたけど既に高度が下がって街明かり被りが乗っておかしな画像が出来てしまいました。左下の赤い領域は本来存在しないものです。AIが被りを散光星雲の光と誤認したようです。


 月も撮って見ました。悪くないけどこれはミラーレスカメラで動画を撮ってスタックする方が簡単で綺麗に撮れるなという印象。


 あと、しし座の三つ子銀河も見たけど月明かりで被りがひどかったので中止。でも確かに3つの銀河がうっすら写っているのは確認できました。満月を過ぎて下弦に向かったら再挑戦します。


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