Seestar S30 初のモザイク合成 2025/4/21(月)

 そろそろ函館もソメイヨシノの開花宣言が出そうな状況です。
久々に星空が広がり、月も下弦を迎えて遅く昇るようになってきました。

 以前にも書いてますがSeestar S30の画角はS50より少し広いのでおとめ座のマルカリアンの鎖も経緯台モードならば時間帯によってはそのまま写真に収めることが可能と思われます。でも深夜まで待たなくてはなりません。そこでフレーミング機能を使ってみることにしました。いわゆるモザイク合成です。Seestarならばデバイス任せでやってくれるらしい。
これがその画像、マルカリアンの鎖です。1時間と20秒の露光です。AIノイズ除去と明るさ、コントラストを補正し更にGoogleフォトで追加補正してます。赤道儀ならば北が上というのが本来ですけど全体を収めるために角度も少し変えてます。左下に人工衛星が写りこんでしまいました。
Googleフォトの消しゴムマジックで人工衛星の軌跡を取り除いたのがこれ。これもAIを使っているらしい。そのうちSeestarに人工衛星の軌跡も除去する機能が付け加えられるかも知れませんね。


 さてフレーミング機能でモザイク合成をやっているのですが最初にフレーミングの角度や範囲を指定したらあとはデバイスまかせです。初めのうちはこんな画面が。欠けている部分も次第に埋まって行きます。中心部に比べると四隅は遅れた分だけスタック枚数が少なくなるのでどうしてもノイズが多くなります。端までノイズを十分に減らすにはそれなりに時間をかける必要がありそうです。でもこの機能簡単に使えて便利です。

 次はりょうけん座の球状星団M3です。総露光時間は20分。
本当に簡単操作で、予想よりきれいに写りました。

 片付け中に思ったのですが、今夜はほとんど空を見ないで天体撮影をしていました。以前なら考えられないことだけど正直、それで良いのか?という思いもあります。アライメントやピント合わせのためにファインダーを覗いたりアライメント星や星座を視認するのが当たり前の世界から端末の画面ばかりを見る天体観察・・う~ん、ちょっと考えてしまいました。

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