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上弦の月は午後8時ころには我が家の庭から良く見える空間にやって来るので電視観望の練習に持って来いです。撮影用の装備にパソコン操作用のテーブルとイスが加わるので持って歩くのは無理。
好都合に良く晴れた空に明るい月が見えてます。今回は日中に予習をしっかりやっていたのでSyarpCapの操作も前回よりは楽でした。
鏡筒はSkyWatcher Mak90、焦点距離は1250mm。接眼レンズの代わりに0.5×のフォーカルレデューサーを付けたPlayerOne Neptune-C II を使いました。これで焦点距離は625mmになると思ったけどカメラのイメージセンサーが小さいので画角はフルサイズ換算で4.5倍の2813mm相当になっちゃうんですね。満月だと入りきれない画角です。
接眼レンズを見ながらスマホのSynscanで月を導入するのは簡単ですがテーブルの上にあるパソコン上のSynscanで接眼レンズを見ながら・・というのは絶対無理ですね。もうこの時点でSyarpcapのライブビューを見ながらやることなのでしょう。今回はスマホのSynscanをAZ-GTiに接続しなおして導入してからパソコンのSynscanに繋ぎなおしました。
キーボードを外してタブレットになるPCだから片手に持ってタッチパネルで操作というのも試したのですがSynscanの他メニューはタッチで操作できるのに手動操作用の<>カーソルには反応がなくて経緯台は動きませんでした。マウスかタッチパッドが必須なようです。
さて、月の撮影ですがまずはモードをRAW8にして動画をavi形式でキャプチャーしてみました。キャプチャーエリアを最大から小さなものに変更するとイメージセンサーのどの部分を選択するかドラッグで指定します。これは動画撮影の後でトリミングするのと同じですけどパソコンに取り込むデータサイズが小さくなってフレームレートが上がるメリットがあります。
次にRAW16にして動画をSER形式でキャプチャー。高フレームレート用の動画フォーマットだけあって表示されるfps値もRAW8より大きいみたい。
撮影自体は問題なく行えました。RAW8のaviファイルも再生できます。RAW16のSERファイルは再生するアプリを持ってませんけどRegistax6は読み込んでくれました。但し16ビットのうち8ビットしか使えないというメッセージが出ます。
撮影情報は以下のとおり
- 鏡筒 MAK90
- フォーカルレデューサーx0.5
- Neptune-C II 直焦点
- モード RAW16
- フォーマットSER形式
- 196フレームをRegistax6でスタック
- [Neptune-C II (IMX464)]
- FrameType=Light
- #ディベイヤーモード On
- #ビニングモード Average
- #ビニング 1
- #モード RAW16
- #キャプチャエリア 2712x1538
- #出力形式 Output Format=SER file (*.ser)
キャプチャーエリアを小さくして撮っものからできたのがこれ。キャプチャエリアは1280x1024。アルプス谷がかすかに見えてるような・・
RAW8のデータはRegistax6でリミット工程までは問題なくできているように見えたのですがスタックするとこんな画像になってました。RAW8データのaviファイルからのディベイヤー処理に問題があるのかも知れません。
*後日追記 惑星イメージング前処理ソフトPIPPで処理するとスタックできることが判明。詳しい使い方は後日レポします。
英語のマニュアルを翻訳したページをWatanabeさんが作ってくれてます。
ダウンロードページへのリンクも入ってます。Watanabeさん、ありがとうございます。
PIPPマニュアルへのリンク
惑星・月の撮影画像のスタック前処理ソフトPIPPを使う 2022/6/10 金
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