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スキーブーツのカスタマイズ その2 フィッティング・前傾角・カント 2021/11/18

  ブーツのフィッティング調節以前に自分の足に合うブーツを選ぶ必要があるのは靴ですから当然ですよね。色々履いてみるのが一番だと思います。全部を履いてみるのは大変だからある程度候補を絞るのに役立つのがラスト幅。足の甲部あたりの一番幅の広い部分のサイズです。普段履く靴がEEEという人はかなり広めのものが必要、ラスト幅100以上はあった方が良いと思います。ラスト幅はネットで調べられますから事前に候補選びに役立つでしょう。レーシングブーツはラスト幅が狭いです。アトミック レッドスターシリーズのラスト幅は95mmとタイトです。私にはとても無理。
 フィッティング調節機能は色々ありますが、アトミックのブーツはサイズが2つ書かれていてどういうことかと思ったら小さめのサイズにするには付属の予備インソールを元々入っているインソールの下に敷くということになっていました。
 バックル自体にも調整機構があるのは当然としてその他、シェルが熱成形可能なものも多いですね。でもこれは専門店でやってもらわないと普通は自分じゃ無理でしょう。
アトミックブーツのフレックス強度115以上のモデルにはMIMIC LINERという熱成形可能なインナーが装備されます。これも専門店でやってもらうことになるとは思います。
 
 私のAtomic Hawx Prime 100 は熱成形可能なシェル メモリーフィットが採用されています。でも通販で買ったからやってもらうことはできません。MIMIC LINER は非搭載です。
タナベスポーツでアトミックブーツについての記事が掲載されています。
https://www.tanabesports.com/article/detail/atomic_boots21-22/

 HEADのブーツにはインナーにリキッドフィットという専用の液体を注入するフィッティング機構を備えたモデルもあります。これは昔流行ったフォーム注入と異なり後で抜くこともできます。但し専門店じゃないとやってもらえないでしょう。
タナベスポーツでHEADのブーツについての記事がありました。
https://www.tanabesports.com/article/detail/head_boots_2122/

 サイズだけでなくふくらはぎの太さは前傾角度にも影響します。いわゆる脛・下腿部は長軸となる脛骨が前側にあって後面は腓腹筋・ヒラメ筋があってその厚さは人それぞれです。スリムな脚の人は脛の後ろ側が薄いので前傾角度が少なくなります。そこで役に立つのがリアスポイラーです。インナーのふくらはぎあたりに貼り付けるパッドですね。
 Hawx Prime にはリアスポイラーは付属してませんが取り付け用のベルクロは付いてました。
REXXAMのブーツに付いていたリアスポイラーがそのまま使えました。

 前傾角度調節機構が付いたモデルもありますね。私のブーツには付いてませんが後面のつるっとした部分にマグネシウムパワーシフトという3段階に前傾角度を変えられるパーツが付いたモデルもあります。
 前傾角度はコブを滑る人はあまり大きくないのを勧めているようです。また整地でのターンで体が開いてしまう人の中には前傾角度が必要以上に大きいのが原因ということもあるらしい。外脚の伸展がしづらいからかな?

 カント調整は前に書きましたがそれ自体で骨格的にアンダーカントやオーバーカントになっているのを補正することはできないみたい。(経験済みです)
 では何故付いているかと言うとその人の脚のカントにブーツのカントを合わせるためだと私は考えてます。インソールなどで骨格的カントを完全に補正できたならカント調整はゼロで良いはずです。
 今回買ったブーツにはカント調整工具は付いてませんでした。REXXAMに付属の工具で良いかと思いましたがわずか0.5mmほど合わなくて使えませんでした。この工具、普通に売っているものでもないらしくオークションとブーツオプション専門店だけで販売されているのを見ました。これについては後日追加報告したいと思ってます。




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