カルディのレンジで手羽唐揚! 2024/9/27(金)

はくちょう座のアルビレオ 初オートガイドは失敗 2024/6/25(火)

 はくちょう座のβ星アルビレオが二重星というのは有名で宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」にもアルビレオの観測所での青宝玉(サファイア)と黄玉(トパーズ)として描かれてます。私は初めて読んだときこれが何を言っているのか分かりませんでした(笑) 天体の知識がゼロでしたから。
黄色がβ1で青色がβ2なんですね。肉眼ではもちろん、倍率の低い双眼鏡で見ても一つの星にしか見えません。分離して見えるように焦点距離1500mm、口径127mmの鏡筒を使いました。
もう6月も下旬で関東では30℃くらいの気温だったのに函館は日没からは気温が下がり日付が変わる頃の気温は15℃くらいで薄手のジャケットでは寒かったです。観測開始は21時頃でした。

使用機材は以下の通り
  • 経緯台 SkyWatcher AZ-GTi
  • 主鏡筒 SkyWatcher Mak127
  • フィルター SVBONY UV/IRカットフィルター
  • 天体カメラ Player-One Uranus-C
  • ガイド鏡 SVBONY SV165(口径30mm)
  • ガイドカメラ SVBONY SV705C
  • ガイドカメラのフィルター Sightron IRパスフィルター
口径30mm、焦点距離120mmのSV165をファインダー兼ガイド鏡として使ってみましたが想像の遥か上を行く難航でした。
  • 経緯台の設置位置が悪くて位置合わせ用に使っている航空障害灯が主鏡からは見えてもガイド鏡からは障害物が邪魔で見えなかった。
  • 北極星やはくちょう座方向に雲がかかって見えなくなること度々。
  • ちゃんと合わせたはずなのにガイド鏡で導入できている天体が主鏡では視野の外。
これらを何とかしてアライメントができたのは1時間後、でもそこからアルビレオの導入は簡単でした。青色のβ2と黄色のβ1はちゃんと分離して2つの星に見えてます。

 さて、ここからが本日のメインエベント、PHD2ガイディングを初めてやりました。初回起動時はプロファイルウィザードから始まります。
画像はダークライブラリを作成しているところです。
ガイド開始できるまで結構な時間がかかりました。そしてガイド星を指定してガイドを開始すると暗くてガイド星を見失ったというエラーメッセージ! 失敗のようです。原因はわからないのですが後でPHD2のセッティングをみたらガイドカメラのアナログゲインが5%に設定されてました。普通は95%ということなので明らかに光量不足ですね。ガイドカメラのフィルターも素人考えでIRパスフィルターにしたけどUV/IRカットフィルターを使うのが良いらしい。でもシュミットのブログには赤外線感度の高いカメラにIRパスフィルターを付けて近赤外線オートガイドができると書かれています。次回までにもっと勉強してちゃんと使えるようにしたいです。

PHD2の日本語マニュアルはネット上にあります。
PHD2 v2.6.11dev4 ユーザーガイド
それとHIROPONさんのホームページがとても参考になりそうです。
Starry Urban Sky

オートガイドは失敗したけどアルビレオは撮影しました。スタックしなくても写る天体だからね。
設定は以下の通り
  • アナログゲイン=402
  • 露出時間=2.000s
  • ダーク補正=Hot and Cold Pixel Removal 
  • スタックなし

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