東京の大学へ通っていたときに同郷ということで知り合いました。
一緒に卒業論文で外部研究室・東京工業試験所(以下 東工試と記載)のサンシャイン計画のプロジェクト・熱化学法による水素製造にかかわる研究をテーマにしました。当時は化石燃料が将来枯渇するという危機感から代替エネルギーの必要性が真剣に論じられてました。その頃の話では今頃は石油がなくなっている筈でしたが今もあるのよね(^^)。
当時は二人でこれからは水素エネルギーの時代を迎えることになるよねと熱く語り合ったものです。彼は有機隔膜、私はガラス隔膜による水素分離をテーマにしていました。東工試は私達の卒業した1979年に筑波へ化学技術研究所として移転。
1973年に始まったサンシャイン計画は1993年にニューサンシャイン計画となるも2000年に終了してしまいました。
2023年現在になってようやく水素製造・貯蔵・輸送・利用の技術が確立されてきたようです。トヨタは液体水素エンジンの開発に力を入れてるようです。あれから45年もかかっているんですね。
N君とは不思議な縁があって、彼の父親と私の叔父が学生時代に仲の良い友人であったとのこと。彼の就職した会社は札幌本社が東京へ移転してその跡地にできた市営住宅に私が住むことになりました。彼が現在住んでいる街は私が大学1年のときに住んでいたところの隣町。
大学2年までは東大宮の校舎へ通いましたが、そこも当時の様子とはまるで違って開けていること、さいたま市が大宮市だった当時の喫茶店や駅前のこと、現在はどのように変わってしまったか、東京モノレールから近くに見えていた大学の本校舎が新築されて分からなくなったこと、大学卒業後の仕事等々、話はつきず、あっというまの3時間でした。朋遠方より来たる有り亦楽しからずや。
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