アンドロメダの季節がやって来ました 2024/8/9(金)

 暗くなるころには北東の空にアンドロメダ座が昇って来る季節になりました。ギリシャ神話ではアンドロメダはケフェウス王とカシオペヤ王妃の娘なのだそうです。怪物クジラからアンドロメダを助けたのがペルセウス。
アンドロメダ座の右腰あたりに見えるのがアンドロメダ銀河。真暗な場所だと眼の良い人にはぼんやり大きな雲のように見えるらしいです。もちろん私には見えませんけど。

 画像は日付が変わって今日になったばかりの時間にライブスタックしたアンドロメダ銀河です。オートガイドとディザリングで縮緬ノイズを抑えているから総露光20分以上のライブスタックが可能になりました。中心部近くの渦巻き構造が見えてます。

アンドロメダ銀河の設定は以下の通り
  • 外気温 23.8℃
  • センサー温度 27.1℃ アクティブ冷却システム
  • PHD2オートガイド
  • ディザリングあり
  • σクリッピング
  • アナログゲイン 450
  • オフセット 3
  • 露光時間 8.0秒 X 161フレーム
  • 総露光時間 21分28秒
  • ダーク補正 Hot and Cold Pixel Removal
  • フラット補正 なし

本日の使用機材は
  • 経緯台 SkyWatcher AZ-GTi
  • 主鏡 SVBONY SV503 70ED
  • 主カメラ Player One Uranus-C アクティブ冷却システム付
  • 主鏡 アンドロメダ銀河 補助レンズ なし 
    まゆ星雲 Vixen 2.0xバロー
  • 主鏡 フィルター Sightron QBP3
  • ガイド鏡 SVBONY SV165(30mm口径)
  • ガイドカメラ Player One Neptune-C2
  • ガイドカメラ フィルター Sightron IR640PRO


 実はアンドロメダ銀河は当初の予定ではありませんでした。
最初ははくちょう座のまゆ星雲 IC5146を撮影予定でした。ライブスタック中にSynscanの接続が途切れたことを示すぐるぐるマークが現れました。あれれ? おかしいな、WifiでなくSynscan USBで接続しているので途切れるはずはないのです。画像にもガイドなしのときに現れる縞ノイズが乗ってます。恒星も流れて楕円形です。
暗い中で足元を見るとSynscan USBのケーブルのPC側が地面に落ちてました。何かの拍子にケーブルを踏んで抜けてしまったのでしょう。PCから経緯台を動かせないのでガイドもディザリングもなしです。図らずもガイド、ディザリングの効果を比較する画像となってしまいました。
USBケーブルをPCにつなぎ直したけどぐるぐるは止まりません。Synscanを一旦終了して再び立ち上げて再接続したら大丈夫でした。アライメント情報も残っていて普通に使えました。既にはくちょう座は天頂に達していたのでターゲットを変更して昇ってきたアンドロメダ銀河にしました。まゆ星雲はいつかリベンジです。
まゆ星雲の設定は以下の通り
  • 外気温 24.4℃
  • センサー温度 27.6℃ アクティブ冷却システム
  • PHD2オートガイド(不良)
  • ディザリングあり(不良)
  • σクリッピング
  • アナログゲイン 450
  • オフセット 3
  • 露光時間 6.29秒 X 41フレーム
  • 総露光時間 4分18秒
  • ダーク補正 Hot and Cold Pixel Removal
  • フラット補正 なし



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