はくちょう座X-1を探せ 2025/7/31(木)

暑かったけど新月しかも晴れ 2025/7/25(金)

 今日の早朝4時が新月、昨日は暑い北海道でしたが夜は晴れて涼しかったです。
極軸雲台代わりのフルードビデオ雲台をARTCISE製で耐荷重12kgのしっかりしたものに変更後初の使用です。レベリングベースはわずかながらぐらつきが出るので取り外し、水平は昔ながらの三脚の脚長で微調整、手間はかかるけど慣れると意外と早くできます。

 使用機材は以下の通り

  • 赤道儀 AZ-GTi 赤道儀モード
  • 鏡筒 SVBONY SV198
  • カメラ PlayerOne Uranus-C アクティブ冷却システム付
  • 補助レンズ Sightron フォーカルレデューサー0.5x
  • フィルター Sightron QBP3
設定は以下の通り、今回は変えません

  • ディザリングあり
  • オフセット 3
  • アナログゲイン 400
  • 露出時間 4.0s
  • フラット補正 リアルタイムフラット補正
  • ダーク補正  リアルタイムダーク補正

 最初の設置はZWO Seestar S30 を雲台に載せて極軸を合わせました。ベースプレートがS30で使用しているNeewerのものとほぼ互換なので簡単です。Seestarの極軸合わせ機能はとても便利です。
 そして最初のアライメントはSynscan ProのSynmatrix AutoAlign で。
自動アライメント機能は最高です。
引き続き、Synscan Proの極軸アライメント。雲台がしっかりしているので簡単にできました。
 じゃ、フラット撮影行って見よう。鏡筒にLEDトレース台を載せるのでできるだけ真上に向けたいので天頂付近の天体を導入、ベガにしました。前回はヒストグラムをチェックしないで白飛びしたフラットを取得して失敗したからちゃんと3割あたりにピークが来るように露光時間を設定。あっという間にフラット撮影完了。


最初の天体はたて座のスタークラウド、たて座のβ星とわし星団M11 が入るようにフレーミング。

  • 外気温 24.5℃
  • センサー温度 27.9℃
  • 172フレーム
  • 総露光時間 11分28秒
  • スタック終了日時 2025/7/23 22:25

です。星の密集度が半端ないです。
ディザリングを入れているのに左上から右下に向けてうっすらだけど縮緬ノイズのような縞々が見えます。おかしいなと思って取得したフラット画像を見たら薄っすらと縞々模様がありました。液晶画面の微妙な明暗の縞々が写っているようです。これ何か考えないと駄目ですね。


 次ははくちょう座のγ星 サドル周辺の散光星雲領域を撮りました。Hα線で真っ赤ですね。

  • 外気温 24.2℃
  • センサー温度 27.7℃
  • 124フレーム
  • 総露光時間 8分16秒
  • スタック終了日時 2025/7/23 22:39

サドルの東側の蝶の羽のような部分はSeestar S30でも撮影してます。SeestarのAIデノイズ良いなぁ。sharpcapにもこんな機能あれば良いのに。

  • スタック終了日時 2025/7/24 22:32
  • フレーミングあり
  • DBPフィルター
  • 1フレーム 20秒 
  • 総露光時間 31分40秒

です。


 


 お次は北アメリカ星雲 NGC7000 と ペリカン星雲 IC5070

  • 外気温 24.2℃
  • センサー温度 27.7℃
  • 151フレーム
  • 総露光時間 10分4秒
  • スタック終了日時 2025/7/23 22:55



 
そしてケフェウス座 ガーネットスターと象の鼻星雲 IC1396 です。像の鼻部分は中央から右側になんとか写ってます。
  • 外気温 23.5℃
  • センサー温度 26.9℃
  • 904フレーム 
  • 総露光時間 1時間16秒
  • スタック終了日時 2025/7/25 0:3

この天体だけ露光時間が1時間超と特別に長いんだけどその理由は次に撮影を予定しているアンドロメダ銀河M31が樹木の陰からなかなか見えてこなかったせいなんです。


 そんなわけで今季初のアンドロメダ銀河 M31です。左に光害の被りが出てます。光害カット性能の高いフィルターを使えば良いかもね。
QBP IIIでも季節が進んで天頂近くで撮ればきれいになるでしょう。
  • 外気温 23.2℃
  • センサー温度 26.6℃
  • 227フレーム 
  • 総露光時間 15分8秒
  • スタック終了日時 2025/7/25 0:22


QBP III だけでなく UV/IR使って撮ってるんだけどUV/IRのは光害の影響が大きくて駄目だったからカット。明るい恒星の青ハロも出てました。QBP III使うと青ハロ出ないんですね。光害の被りが強いので次回はフィルターに光害カット性能の高いSV220使ってみようかな?

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