今はなき山小屋とスキー場のビデオ発見

　年末に子供と孫たちの来道に備えて押し入れの整理をしていたらHi-Band βのビデオデッキとビデオテープの入った段ボール箱を発見。家族レジャーの記録テープがあったので見てみたら1990年撮影の横津岳国際スキー場とスキー場にあった山小屋・横岳荘が写ってました。
横岳荘はスキー場よりはるか以前、昭和34年に建てられて平成4年に解体されました。

　小学生時代から父に連れられて泊まってから中学、高校、大学と数え切れない思い出があります。小学生の頃は山小屋に管理人のおじいさんがいて0分に音楽の鳴る時計もありました。曲は確か椰子の実だったと思います。真ん中が吹き抜けで1階の中央にある薪ストーブの熱が2階も温めてくれ、薪の匂いが染み込んだ布団とそばがらの枕があって窓から函館の街灯が見えていました。
　私の高校山岳部のH先輩が初冬に遭難し、七飯コース上のもう少しで小屋に到着できそうな場所に慰霊碑がありました。小屋のすぐ前に沢の水を引いた水場があって水が冷たくて美味しかったことを思い出します。その頃はまだ道南はエキノコックスの心配がなかったようです。