半値幅3nmDualBPフィルター初使用はかに星雲 2025/9/24(水)

 SVBONYの新しい光害カットフィルター SV220ー3nm HαーOIII のファーストライトです。名前の通り半値幅3nmというデュアルバンドパスフィルターです。予想通り光害カット性能は抜群だけど結構暗くなります。
深夜0時半に起きだして庭に機材を展開。
対象はおうし座のかに星雲 M1
今回の使用機材は以下の通り
  • 赤道儀 AZ-GTi 赤道儀モード
  • 鏡筒 SkyWatcher Mak90
  • カメラ PlayerOne Uranus-C アクティブ冷却システム付
  • フィルター SVBONY SV220-3nm Hα-OIII
  • 補助レンズ AstroStreet フォーカルレデューサー DSO 0.75X
  • スマート望遠鏡 ZWO Seestar S30
 暗いのを予想して極軸アライメントは光害カットフィルターなしでやりました。アライメント後、カメラにSV220を取り付けてカペラを導入してピント合わせ。やはり暗いですね。でもおかげで恒星がうるさ過ぎるのを防げそうです。
最初はアナログゲイン350でライブスタックを開始したけど恒星が少なくてスタックできないというエラー。露光時間を45秒まで伸ばしたらスタックはできるけど星が伸びてる・・
おかしいなぁ!? 赤道儀なのに・・
極軸アライメントが上手く行ってなかったのかも?


そこでアナログゲインを450まで上げて露光時間を30秒に。これでやっとまともにライブスタックできました。ここに至るまで試行錯誤で1時間を費やしてしまった。
それで撮れたのがこれ。アナログゲインがかなり高いからノイジーです。だけど確かに細かなところまで写っています。
本格的な冷却カメラならば短時間で綺麗な画像が得られるのかな? だとしたら欲しいなと思います。

 でもってまたまたカメラを取り付ける向き間違ってたので90°回転、だから大幅トリミングになっちゃった。
  • 詳細は以下に
  • 撮影日時 2025/9/24 03:26
  • 外気温 15.5℃
  • センサー温度 16.1℃
  • リアルタイムフラット補正 なし
  • リアルタイムダーク補正 あり
  • アナログゲイン 450
  • オフセット 3
  • 30秒 x 70フレーム 総露光 35分
  • トリミング あり

 もっと時間をかけたかったけど既に薄明が迫っていたので3時半頃終了しました。

 話は飛びますが私が子供の頃にマグマ大使という手塚治虫原作の実写版特撮ドラマがありましたが、その中に電磁波怪獣カニックスと言うのが出て来るのだけど、かに座からの電磁波からエネルギーを受けて活動するという設定でしたが私は個人的におうし座のかに星雲の勘違いだったのではないかと思ってます。だってパルサーが発見されてるのもかに星雲だし。

 さて、撤収時空を見上げると冬の星座オリオンが南中に近づいていました。次回はばら星雲を狙うつもりです。


 Seestar S30にも同じ天体をまかせてました。AIデノイズをかけると全体に赤味が強くなり過ぎるのでAIデノイズはなしです。DBPフィルターにしたけど緑色が出ないですね。この天体もUV/IRカットフィルターにして時間をかけた方が良いのかも?
詳細は以下に
  • 2025/9/24 2:58
  • ZWO Seestar S30 EQモード
  • DBPフィルター
  • 4K画質機能
  • 1フレーム 20秒 総露光時間 1時間18分40秒
  • トリミングあり




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