函館の桜開花宣言2024 2024/4/18 木

SV503 70ED ファーストライト 2022/12/12

  冬になると何故か深夜にならないと星が見えないことが多い函館です。日中晴れていても日没後しばらくすると雲が流れてくるのです。昨夜も早い時間からきれいに星が見えたので新しい望遠鏡SVBONY SV503 70EDのセッティングを開始してAZ-GTiのアライメントまで済ませたら全天曇に覆われてしまいました。1時間くらい流れる雲を眺めていると星空が広がりました。

 よし、では天体導入。目標天体はプレアデス星団 M45。あら? 経緯台が動かない・・
今回は経緯台操作用スマホ1台だけ使うことにしてAPモードでAZ-GTiに接続していました。ステーションモードと違って1対1の接続になります。ところが知らないうちにもう一台のメインスマホが勝手に接続になっていました。だからコントロールスマホの接続が途切れたのです。メインスマホのwifiをオフにしたら途切れなくなりました。あと、自宅庭の場合はスマホが自動的に家のwifiルーターに接続を切り替えてAZ-GTiとの接続が途切れる場合もあります。この場合はできるだけAZ-GTiの近くにスマホを置くことである程度防ぐことができます。

 M45が導入できたのでライブスタック開始。
使用機材は
  • 鏡筒 SVBONY SV503 70 ED
  • カメラ SVBONY SV705C
  • 経緯台 SkyWatcher AZ-GTi
  • フォーカルレデューサー AstroStreet 0.5x
  • フィルター SVBONY UV/IRカットフィルター
 SV503のデュアルスピードフォーカサーはとても使いやすいです。
できるだけ総露光時間を長くしたかったけど22時頃、途中で追尾ができなくなりました。あぁ、ほぼ天頂まで来ちゃったんですね。青白い星雲ガスはほとんど写りませんでした。総露光時間は740秒。明るい恒星に色にじみが出てます。

 UV/IRフィルターの効果を見たいので次の目標天体は月、月齢16.7日。この画像は結構トリミングしてます。フォーカルレデューサーは使わない方が良かったみたい。
月の撮影はいつもは一眼レフを使っているのですが焦点距離420mmの鏡筒とCMOSカメラで同じくらいの撮影ができそうです。SER形式で2分間の動画からスタックしてます。スタックしたフレーム数を見ると3〜4分かけても良かったと思います。

 深夜になってかなり寒くなってきたけどオリオン座が良いところに昇ってきました。フィルターをQBP III に交換してフォーカルレデューサーなしで撮影します。画像はライブスタックの様子。
 ライブスタックして撮れたのがこれ。口径30mmのガイドスコープに比べて解像感が良いです。口径70mmでこれだけ違うなら80mm以上なら相当なレベルになるのでしょう。SV705Cのオートカラーバランスは赤味が強くなるみたい。総露光時間は920秒。
 カラーバランスやヒストグラムストレッチ設定を変えてみたのがこれ。眼視だと明るい部分が青紫色に見えるのでこっちの方が本来の色に近いのかな? 総露光時間は336秒。もっと長く露光していたのだけど保存直前でPCがバッテリー切れでダウンしてしまいました(T_T) 寒いとバッテリー消費が早いですね。バッテリーだけじゃなく私も寒さでダウンしそうです。もう今年はこれで最後かな? でもOIIIフィルターまだ試してない。惑星状星雲と超新星残骸の緑色、うん、カニカニのカニシュウマイM1。


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プレアデス星団の撮影設定はこれ
[SVBONY SV705C]
FrameType=Light
#出力形式
Output Format=PNG files (*.png)
#モード
Colour Space=RGB24
#ビニング
Binning=1
#キャプチャエリア
Capture Area=3856x2180
#パン
Pan=0
#ティルト
Tilt=0
#黒レベル
Black Level=41
#USB速度
USB Speed=2
#フレームレート
Frame Rate Limit=Maximum
#ゲイン
Gain=310
#露出時間
Exposure=566.4170ms
#タイムスタンプ
Timestamp Frames=Off
#ホワイトバランス(B)
White Bal (B)=140
#ホワイトバランス(G)
White Bal (G)=128
#ホワイトバランス(R)
White Bal (R)=140
#トレイル幅
Trail Width=3
#トレイルの最小長
Minimum Trail Length=100
#トレイル検出感度
Trail Detection Sensitivity=9
#サテライトトレイルを削除する
Remove Satellite Trails=Off
#背景減算
Background Subtraction=Off
#自動位置合わせ(惑星/銀河)
Planet/Disk Stabilization=Off
#しきい値
Banding Threshold=10
#バンディング除去
Banding Suppression=0
#フラット補正
Apply Flat=None
#ホットピクセル感度
Hot Pixel Sensitivity=5
#ダーク補正
Subtract Dark=C:\Users\Michio.K\Desktop\SharpCap Captures\darks\SVBONY SV705C\RGB24@3856x2180\8.0s\gain_397\MasterDark_10_frames_2022-11-25T16_51_56.png
NegativeDisplay=0
#シャドウポイントを表示
Display Black Point=0
#中間調ポイントを表示する
Display MidTone Point=0.5
#ハイライトポイントを表示
Display White Point=1
#注意
Notes=
TimeStamp=2022-12-11T11:58:05.6285584Z
SharpCapVersion=4.0.9478.0

月の撮影設定はこれ
[SVBONY SV705C]
FrameType=Light
#出力形式
Output Format=SER file (*.ser)
#モード
Colour Space=RGB24
#ビニング
Binning=1
#キャプチャエリア
Capture Area=3856x2180
#パン
Pan=0
#ティルト
Tilt=0
#黒レベル
Black Level=0
#USB速度
USB Speed=2
#フレームレート
Frame Rate Limit=Maximum
#ゲイン
Gain=298
#露出時間
Exposure=0.0960ms
#タイムスタンプ
Timestamp Frames=Off
#ホワイトバランス(B)
White Bal (B)=321
#ホワイトバランス(G)
White Bal (G)=128
#ホワイトバランス(R)
White Bal (R)=128
#トレイル幅
Trail Width=3
#トレイルの最小長
Minimum Trail Length=100
#トレイル検出感度
Trail Detection Sensitivity=9
#サテライトトレイルを削除する
Remove Satellite Trails=Off
#背景減算
Background Subtraction=Off
#自動位置合わせ(惑星/銀河)
Planet/Disk Stabilization=On
#しきい値
Banding Threshold=10
#バンディング除去
Banding Suppression=0
#フラット補正
Apply Flat=None
#ホットピクセル感度
Hot Pixel Sensitivity=5
#ダーク補正
Subtract Dark=C:\Users\Michio.K\Desktop\SharpCap Captures\darks\SVBONY SV705C\RGB24@3856x2180\8.0s\gain_397\MasterDark_10_frames_2022-11-25T16_51_56.png
NegativeDisplay=0
#シャドウポイントを表示
Display Black Point=0
#中間調ポイントを表示する
Display MidTone Point=0.562353060205668
#ハイライトポイントを表示
Display White Point=0.98828125
#注意
Notes=
TimeStamp=2022-12-11T13:08:09.1796184Z
SharpCapVersion=4.0.9478.0
StartCapture=2022-12-11T13:08:09.1888030Z
MidCapture=2022-12-11T13:09:09.1008030Z
EndCapture=2022-12-11T13:10:09.0137270Z
Duration=119.825s
FrameCount=580
ActualFrameRate=4.8404fps
TimeZone=+9.00

1つ目のプレアデス星団の撮影設定はこれ
[SVBONY SV705C]
FrameType=Light
#出力形式
Output Format=SER file (*.ser)
#モード
Colour Space=RGB24
#ビニング
Binning=1
#キャプチャエリア
Capture Area=3856x2180
#パン
Pan=0
#ティルト
Tilt=0
#黒レベル
Black Level=36
#USB速度
USB Speed=2
#フレームレート
Frame Rate Limit=Maximum
#ゲイン
Gain=298
#露出時間
Exposure=2.000s
#タイムスタンプ
Timestamp Frames=Off
#ホワイトバランス(B)
White Bal (B)=128
#ホワイトバランス(G)
White Bal (G)=128
#ホワイトバランス(R)
White Bal (R)=128
#トレイル幅
Trail Width=3
#トレイルの最小長
Minimum Trail Length=100
#トレイル検出感度
Trail Detection Sensitivity=9
#サテライトトレイルを削除する
Remove Satellite Trails=Off
#背景減算
Background Subtraction=Off
#自動位置合わせ(惑星/銀河)
Planet/Disk Stabilization=Off
#しきい値
Banding Threshold=10
#バンディング除去
Banding Suppression=0
#フラット補正
Apply Flat=None
#ホットピクセル感度
Hot Pixel Sensitivity=5
#ダーク補正
Subtract Dark=C:\Users\Michio.K\Desktop\SharpCap Captures\darks\SVBONY SV705C\RGB24@3856x2180\8.0s\gain_397\MasterDark_10_frames_2022-11-25T16_51_56.png
NegativeDisplay=0
#シャドウポイントを表示
Display Black Point=0
#中間調ポイントを表示する
Display MidTone Point=0.5
#ハイライトポイントを表示
Display White Point=1
#注意
Notes=
TimeStamp=2022-12-11T13:47:44.0453732Z
SharpCapVersion=4.0.9478.0

2つ目のプレアデス星団の撮影設定はこれ
[SVBONY SV705C]
FrameType=Light
#出力形式
Output Format=SER file (*.ser)
#モード
Colour Space=RGB24
#ビニング
Binning=1
#キャプチャエリア
Capture Area=3856x2180
#パン
Pan=0
#ティルト
Tilt=0
#黒レベル
Black Level=30
#USB速度
USB Speed=2
#フレームレート
Frame Rate Limit=Maximum
#ゲイン
Gain=298
#露出時間
Exposure=2.000s
#タイムスタンプ
Timestamp Frames=Off
#ホワイトバランス(B)
White Bal (B)=128
#ホワイトバランス(G)
White Bal (G)=128
#ホワイトバランス(R)
White Bal (R)=128
#トレイル幅
Trail Width=3
#トレイルの最小長
Minimum Trail Length=100
#トレイル検出感度
Trail Detection Sensitivity=9
#サテライトトレイルを削除する
Remove Satellite Trails=Off
#背景減算
Background Subtraction=Off
#自動位置合わせ(惑星/銀河)
Planet/Disk Stabilization=Off
#しきい値
Banding Threshold=10
#バンディング除去
Banding Suppression=0
#フラット補正
Apply Flat=None
#ホットピクセル感度
Hot Pixel Sensitivity=5
#ダーク補正
Subtract Dark=C:\Users\Michio.K\Desktop\SharpCap Captures\darks\SVBONY SV705C\RGB24@3856x2180\8.0s\gain_397\MasterDark_10_frames_2022-11-25T16_51_56.png
NegativeDisplay=0
#シャドウポイントを表示
Display Black Point=0
#中間調ポイントを表示する
Display MidTone Point=0.5
#ハイライトポイントを表示
Display White Point=1
#注意
Notes=
TimeStamp=2022-12-11T13:58:46.0114764Z
SharpCapVersion=4.0.9478.0

コメント

長尾 さんの投稿…
昴。いつみても綺麗ですね。写真の事はよくわかんないですが画像を拡大すると星が点像でなく流れてるように見えるのはAzgtiが経緯台仕様のせいなんですかね!?
デュアルスピードフォーカサー便利でしょう!自分も使ってます。
Michio Kobayashi さんの投稿…
フォーカサーの使い勝手の良さには驚きました。SkyWatcherのMAKだと微妙な調整が難しいのでこれは良いですね。
コマ収差だと思います。特にフォーカルレデューサーを使って撮った画像に顕著なのでレデューサーレンズが収差の原因ではないかと思います。レデューサーレンズも高価なものなら収差も少ないそうです。明るい恒星の青色の色ズレも見られますがこれはこのカメラに固有の問題を示唆するツィッター投稿がありました。
長尾 さんの投稿…
写真やる人は大変ですね。眼視だとあまり気にならないっす😅それにしても一年程で4つの鏡筒を入手したんですよね!すごいなぁ😙
Michio Kobayashi さんの投稿…
そうですね。実際は2年がかりなんだけど寝かせていました。バイクを手放して戻ってきた分を天体に回したからなのでもう暫くは鳴かず飛ばずです(^^ )