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NHKのスマホアプリ・らじる☆らじる で朗読「友情」を聴いた。たまたま聴いた時間に放送されていたからなのに完全に聴き入ってしまいました。武者小路実篤の小説ですが私は小説というものを両手足の指で数えられるほどしか読んでません。
武者小路実篤というと思い出すのは高校時代友人の家にあった「仲良きことは美くしき哉」という文字と野菜の絵の描かれた色紙くらいのものです。「友情」は主人公野島が友人仲田の妹杉子に寄せた恋心を親友大宮に打ち明けるところから始まりますがその心理描写が確かに自分もそうだったなと思うものでした。年老いた今においては人生の一過性通過儀礼だと思ってますが当時は真剣に一大問題だったことを懐かしく思います。私はスタンダールの恋愛論なんかを読んだりしましたが、相手を実際以上に美化、崇拝させる結晶化作用について学んだところで何の解決にもならなかった(笑)。
この小説は読んだことがありませんが残りの放送10回くらいあるので聴きたいと思います。何となく今後の展開の想像はついておりますが合っているか否かはお楽しみです。
白樺派の武者小路実篤と志賀直哉は親交が深かったようですが2人とも長生きだったから著作権期限が残っていて青空文庫では読めないのですね。
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