すごいぞ湯浅直樹選手

ドイツのガルミッシュパルテンキルヘン・アルペン世界選手権男子回転で6位入賞。スキー板はHartですね。バンクーバー冬季五輪の女子モーグル4位入賞の上村愛子選手もHartを履いていました。

日本の男子回転選手では1978年にFIS W-CUP 西ドイツのオーバーシュタウフェンで海和俊宏選手が5位、同年のガルミッシュパルテンキルヘン世界選手権で7位（今回と同じ場所です）の成績を上げています。当時回転・大回転では未だに破られていない通算86勝という記録を打ち立てたインゲマル・ステンマルクをして「技術的に世界で一番怖いのは海和」と言わしめた名選手でした。

それ以前のすごい記録としては1958年に猪谷千春選手がオーストリアのバドガシュタイン世界選手権で銅メダルを獲得しています。猪谷千春選手は1956年イタリアのコルティナ・ダンペッツォ冬季五輪では銀メダルも獲得しています。その時の金メダリストはトニー・ザイラー。滑降・回転・大回転の三冠王という偉業を達成しています。そんなすごい選手に次ぐ成績を残した日本の選手がいたんだね。

トニー・ザイラーは日本にも何度も訪れて蔵王では映画を撮影したりもしました。私が子供の頃は主演映画の音楽「白銀は招くよ」がスキー場でよく流れていました。

日本のアルペン競技界も湯浅選手・海和選手・猪谷選手のように世界で結果を出せる人をどんどん輩出できるようになって欲しいな。冬季五輪で表彰台に上がる姿を見たいものです。