待っていた花が咲いたよ 2024/5/1 水

低速バランスの重要性

久々のバイクネタです。低速になるほどシビアなバランスが要求されますね。免許取得の時クランクや直線狭路(一本橋)で苦労したのは私だけではないでしょう。低速になるとバイクが倒れやすくなるし、私たちの感覚に入ってくる情報も少なくなるからです。微妙な変化を感じ取って反応する必要があります。そこで、リアブレーキを軽くかけながらとかスロットルを微妙に開け閉めするということでバイクを安定させつつ感覚への入力情報を多くするわけです。
 これはスキーや水泳にもあてはまります。スキーではターン始動で外足のインエッジに乗ってバランスを取る必要があります。ここが低速では特に難しいわけです。ターン始動でビギナーはスキーのテールをずらして迎え角をつくって雪面からの抵抗をうけようとします。上級者はターンの早い時期にサイドカーブが雪面をとらえて圧を受け取ることが出来ます。中級から上級へのステップアップが遅くなる人の中には、急斜面でばかり練習していてバランスを磨くことが出来ていない場合があります。もちろん緩斜面ばかりでもダメですけどね。
 水泳ではクロールの場合、低速になると脚が沈みやすくなってキックで補おうとします。ブレスの時には頭を水面上に大きく出してしまうために更に脚が沈んで抵抗が増して苦しい泳ぎになります。これはつい先月までの私の泳ぎです。
 2ビートキックを練習し始めた頃、どうしてもキックが多くなって2ビートにならなかったのはこのためでしょう。やがて2ビートキックが出来はじめた頃はある程度速度がないとできませんでした。だから遠泳には使えないわけで・・・
 昨日はプールが混んでいて1コース2人で泳がざるを得ませんでした。平泳ぎで遠泳している人のコースに入らせてもらったのですが、追いつかないように極力低速で泳ぐ練習をしたら、2ビートキックでのバランス、特に前下がりになるように意識して脚が浮くようにすることで低速で遠泳向きの泳ぎができそうな感じがつかめてきました。前下がりと左右へのバンクによるスケーティングの姿勢がキーポイント。
 次回はジッパースイッチで肘からリードするリカバリーを練習予定。肘からリードするとリカバリーする腕を動かす運動で肩甲骨の動きが大きくなります。肩甲骨を動かすことがクロールでは重要らしいです。


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