昔の函館からの上京者あるある

 　私は1975年に進学で東京へ行きましたが最初は驚きの連続でした。当時の函館からの上京者あるあるについて書いてみたいと思います。

1. 電車を汽車と呼んで笑われる
　当時の函館エリアは函館本線が電化されておらず気動車(ディーゼルエンジン駆動)が走ってました。蒸気機関車も少しですが走っていたと思います。電車というのは路面電車を表す言葉で列車=電車とは思えなかった。

2. 線路を挟んで駅の両側に出入り口があるのに驚く
　函館駅は今もですが片側だけで反対側は海です。

3. 駅の上下線側に線路が伸びているのに驚く
　当たり前ですけど函館は端なので線路はそこで終わってます。その先には青函連絡船に列車を載せるための線路がありました。

4. 七夕まつりで子どもたちが家々を回ってお菓子をもらうという風習がないことに驚く
　昨年、今年はコロナの影響でできませんでしたが、
　竹-に短冊 七夕祭 おおいに祝お ローソク一本ちょうだいな〜♪ 
　と歌ってお菓子をもらいます。昔は本当にローソクをもらってました。
　そんなことをする風習があるのは函館と北海道の一部だけだと初めて知りました。

5.  ゴキブリを見てぶったまげる
　身の毛がよだつとはこのことですね。
　一般の家にゴキブリは出ません。ビルの中には小さなやつが出ますけど。

6. 梅雨ってこんなに毎日雨なんだと驚く
　北海道には梅雨がありません。
　梅雨前線の影響を受けて雨が多くはなりますけど毎日は降りません。

7. 夕立のすごさに驚く
　井上陽水の夕立という歌は知ってたけどあんなすごい雨が降るなんて・・

8. 東京の冬、家の中は北海道よりずっと寒い
　これは良く聞く話ですけどね。北海道では冬にストーブの前でアイスを食べるってね。
　こたつ以外は全然寒いんですもんね。

9. 東京の小学生は真冬でも短パンで通学する生徒がいることに驚く
　私の同期で高校時代に真冬もランニングだけ着て通学する剛の者がいましたが、
　それは例外中の例外です。

10. ツクツクボーシの鳴き声を初めて聞いた
　　ツクツクボーシは函館から車で1時間ほどで行ける町にはいるんです。
　　でも函館市内では聞いたことがない。何故かは分かりませんけど、
　　あぁ、テレビで聞いたことのある蝉の声だって思いました。

11. 路面電車が住宅街の家の間を走っているのを見て驚く
　　東京さくらトラム(都電荒川線)の東池袋四丁目電停近くに住んだことがあります。
　　最初は線路を見てどんな列車が来るのかなと思っていたら路面電車が来て驚きました。
　　しかも住宅街の中を縫うように走っていることが不思議でした。
　　函館では大きな道路の真ん中を堂々と走ります。

12. どんなに混雑していてもかすりもせずに魚みたいにすれ違うことに驚く
　　これは本当にすごいと思いました。