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伊坂幸太郎さんの小説「オーデュボンの祈り」
不思議な世界観の作品で、オーデュボンとは200年近く前に北アメリカ大陸でリョコウバトの大群が空を覆い尽くすように3日間飛び続けたことを記した人です。リョコウバトはその後100年ほどで、増加した白人の乱獲が原因で絶滅したということです。
物語の展開はリョコウバトについての話ではなく、凶悪な友人のせいで犯罪に巻き込まれ容疑者として逮捕された主人公が逃げ出してとある奇妙な島に行くことから始まります。
この島には喋る案山子だとか警察官じゃないのに拳銃を持っていて平気で人を撃つ男とかとにかく奇妙な人々の住む島ですがあるものが欠けているというのです。主人公はそのあるものを島にもたらすことを運命づけられていて100年以上も前から島の人々が待ち続けていたらしい。その欠けているものとは読んでのお楽しみです。
写真はひどく時代遅れのMDウォークマン。断捨離中に出てきたので充電してみたら動くではありませんか。ハイレゾ音源ではありませんが私の耳にはとても良い音に聴こえるんだな。
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