待っていた花が咲いたよ 2024/5/1 水

大雪山テント泊のために予備登山函館山へ

  山でテント泊となると荷物も多くなって日帰り山行に比べてかなりザックの重量が重くなります。しかも大雪山の紅葉時期を想定すると初雪が降ることもあり得るのでウェアやシュラフもそれなりのものが必要になります。着替え以外、食料も入れて重さを測ってみたら14.5kgありました。それでも高校時代の大雪遠征用のザックに比べると10kgくらい軽いことは軽いです。このザックは35年前に札幌の秀岳荘で買ったものです。

 さて還暦過ぎの私がこれを背負って2泊程度の大雪縦走できるかというとかなり心配です。
そんなわけでこの荷物を背負って函館山に登ってみました。道南には沢山いるという羆がこの山にはいません。山のスケールから言うと函館山3回往復相当になりますけど今回は登って降りるだけです。



七曲コースで登ります。天気が良くて今日の函館の気温は29℃でした。それでも函館山は稜線に出るまでは林の中で直射日光を避けられるから楽。

10:45、 市電谷地頭停留所を出発。
電停から登山口までは懐石の里煌経由で行きますが煌からはほぼ直登で結構きついんです。日陰なのに登山口到着までに汗が出てきました。
11:10、七曲コース登山口

 七曲コースを登っていくと春に咲いたヤマシャクヤクの実があまり変わらない姿でいました。これ熟すと遊星からの物体Xみたいに変身するんです。

 登山道の脇にはミズヒキがあちこちから顔を出していました。

 11:45〜11:55、七曲コースの中ほどにある休憩所で休憩。日陰を歩いているのですけど荷物が重いので運動による発熱が大きくて、既に顔を伝って汗が流れ落ちてきました。汗は蒸発して熱を逃してくれますけど流れ落ちるようになると冷却効果よりも水と塩分の損失が勝って熱中症のリスクが増大するのだそうです。
 そこで今回持参した塩熱サプリ。噛み砕いて飲む錠剤になっています。これ1錠にコップ1杯分の水を飲みます。柔らかくて味は程よい甘からさです。アイソトニック飲料を持ってくるという手もありますけどそれでラーメン作れないでしょ。
休憩中に急速に冷却効果が回復してきました。これもっと買っておくことにしました。

休憩後は楽に歩けるようになりました。 足元に咲くのはフジバカマかな。

 12:25〜12:50、千畳敷見晴所で昼食。大雪山縦走を想定しての荷物でかなり余分なものを持ってきたのに箸を忘れてラーメン食べられず、行動食のカロリーメイトとチョコレート。チョコレートは暑さで融けているので水で冷やして食べました。千畳敷見晴所には水道があります。函館山は天気の良い日はペットボトル1本持参程度の軽装で登ってくる人も多いです。私の水は3.5L^^;

 見晴所からそれほど遠くない斜面にクサギが咲いていました。赤と黒の羽根つきの羽根みたいな実がなります。

 さて千畳敷から少し登って牛の背見晴所へ。津軽海峡側も見えます。登り口にネジバナが。

 道脇にはナワシロイチゴの真っ赤な実。

 そしてノコギリソウの白い花。


 たくさん咲いていたカワラナデシコ。

 フォーカスが残念なヤマハギ。

 ヒメアカタテハがムラサキツメクサで吸蜜中。

 クサフジ。この撮影後にサングラスがないことに気づいて探すため道を戻りましたが3分ほどで額に上げていたことを思い出しました。バカだね〜^^;

  キンミズヒキ。やっぱり函館山は花の山ですね。

 13:40〜13:45、汐見山コース下山口休憩所で休憩。
 汐見山コースを降り始めてまもなく、大きめのアオダイショウに会いました。マムシじゃなくてヨカッタ。

 花の咲いたモミジガサ。
 14:45、旧登山道に合流後、登山口の函館山ふれあいセンター付近から宮ノ森コースへ。沢山のオオウバユリが実をつけていました。

 アップダウンの少ない木道を歩いていると葉の裏にセミの脱け殻。

 15:15、木道を過ぎるとこんな道。宮ノ森コースは碧血碑へ抜けるのですがその手前でロータリークラブが作った道で函館八幡宮へ。途中に野鳥観察小屋があります。草が伸びて道がよく見えない場所もありました。春にははっきりとした道なんですけどね。

15:20、函館八幡宮。
15:35、谷地頭停留所到着。

 4時間54分、行程6km、最高高度305m、平均速度1.2km/h、消費カロリー1252kcalでした。







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