待っていた花が咲いたよ 2024/5/1 水

2006年 東北ツーリング 3日目

 2006年 東北ツーリング 平成18年7月19日(水)~7月25日(火)

3日目 (H18/7/21 金曜日) 蔵王坊平国設野営場 から 会津若松 まで

 地図は左の絵をクリックしてください。赤いラインが本日の行程です。この日は雨に降られて大変でした。



 蔵王坊平 から 福島西IC まで
 蔵王坊平の朝、空は完全に雲にふさがれてます。雨は降っていませんが、ラジオの天気予報では早いうちから雨になると・・

降る前に山を降りようと朝食もとらずに撤収して出発、5:55。

 蔵王エコーラインを宮城県方向へ走ってまもなく霧雨が降り始めました。蔵王山頂へ向かう道の入口駐車場も雲の中です。登っても無駄なので通過。やがて本降り、レインウエア装着でワィンディングを降りて行きます。途中のコーナーに花束が・・・・ ドキッ! タイヤの磨耗が進んで前輪が左右にぶれて危険な感じ。実際に一度だけ前輪がグリップを失いかけました。危なく私も毎年花を添えられるところだったのかも知れません。

 6:45、遠苅田(とおがった)温泉近くで山道を抜け、直線的で細い一般道へ。東北自動車道に入ろうとICを目指します。左に村山IC、右に白石IC。進行方向の白石ICを選択。雨でシールドが見えにくく標識の文字が読めません。不安だ。

 7:15、白石IC到着。東北自動車道の下を通過してから4kmほど先です。ここから東北自動車道で福島を目指します。雨の中の高速道路はバイクにとって難行苦行ですね。

 7:25、国見SA到着。さすがに空腹、休憩所で行動食のカロリーメイトを食べていると、東京へ向かうドライバーさんが声をかけてくれました。「雨の中、大変だね。」

 話によると村山ICと白石ICの間で1BOXカーが横転していたとのこと、やっぱり白石ICから入ってヨカッタ。

磐越自動車道に入って猪苗代湖へ向かうと話すと、それならば福島西ICで降りて国道115号で行く方が安くて時間も変わらないと教えてくれました。ありがとうー!

 7:50、国見PAを出発、更に雨の中を走り続け、8:10、福島西ICで東北自動車道を降りました。

 福島西ICを降りるとすぐに国道115号、猪苗代湖まで一本道です。これが広くて走りやすいハイスピードワィンディング、快適です。ちょうど1時間で猪苗代湖に到着。

 9:10、国道49号に入って猪苗代湖を反時計回り。雨は更に激しくなって土砂降りです。

 9:20、野口英世記念館に到着。入館料は525円です。入館前に靴を脱ぐと大量の水が出てきて、それを見た受付の女の子が笑ってました。

 野口英世について私が知っていたことといえば幼い時の火傷のために動かぬ手を手術で動くようにしてもらったことで医学を志すようになったことと、海外での伝染病の研究をしていた時に自身が黄熱病で亡くなったことと、千円札に顔が印刷されたことくらいでした。

 記念館で新たに知りえたことは、

○名前は最初、野口清作であったが、坪内逍遥の小説「当世書生気質」のなかで、学生でありながら母からの仕送りを受けて都会で自堕落に暮らす主人公「野々口精作」の名前があまりに自分に似ていることから英世と名を変えたこと

○小学生の頃から成績が抜きん出ていた事(抜群の成績表がありました)

○ノーベル医学賞候補に挙がりながら後で否定されたり、世界大戦でながれたりして受賞することはなかったこと

○日本医学会では生前の英世は冷遇されていたこと

○業績として確実に証明されているのは進行麻痺の病原体が梅毒スピロヘータであると証明したこと

 そして何といっても最大の発見は英世を英世たらしめたのが母シカの深い愛情であったことでした。母シカが出世した野口英世に故郷へ帰ってきて欲しいとつづった手紙がありました。無学な母が子供の頃に習った拙い文字で切々と訴える手紙に私は涙が出そうでした。きっとあの手紙を読んだ英世の眼には涙があふれたことでしょう。「~にしさむいてわおがみ、ひがしさむいてわおがんでおります。きたさむいてわおがみおります。みなみにむいてわおがんでおります。~

そして会津若松へ
 10:05、野口英世記念館を出発、国道49号を進むと猪苗代湖から離れて会津若松へ。途中左側に巨大な観音像がありました。どのくらい巨大かというと・・ゴジラくらいです。会津村という観光施設内にあるようです。さて、雨は降り続いております。どうしたものかと思いあぐねて走っているとコインランドリーが目に入りました。そうだ、とりあえず洗濯と乾燥が先決。

 10:40、コインランドリーしゃぼんチェーン会津亀賀店に入りました。隣はセブンイレブン、そこでカードを買います。ついでに弁当もね。

靴の乾燥機があるのでとても助かりました。洗剤はランドリー使用を考えて出発時から小さな容器に入れて持参しております。

 12:30、乾燥した服を衣類圧縮パックに詰めて、乾燥した靴下とライディングシューズを履いて目指すはジャンボ健康ランド。雨が降ったらここと決めていました。天気がよければ大野原インフラワービレッジというキャンプ場を予定してたんですけどね。

 12:50、ジャンボ健康ランド到着。1,350円、朝まで泊まると更に650円です。すなわち2,000円で宿泊可なわけ。従業員の接遇はとても良かったです。浴室はバイブラバス、ジェットつき寝湯、薬湯(ヒリヒリしない)、檜湯、サウナがあって、床に座って食べられる大きなレストランと、男女別の休憩室という一般的な構成です。午後には晴れてきたんだけど・・もう出られません。のんびりと過ごします。

 夕食はレストランでミソタンメン、700円也。ラーメンで有名な喜多方市の近くなので美味しいだろうと思ったら、実際美味しかったです。夜にはあの大観音がライトアップされているのが見えました。明日行って見ましょう。

 本日の走行距離は172kmでした。

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