映画「プロジェクト・ヘイル・メアリー 」観た その1 2026/8/15(土)


 プライムビデオで映画「プロジェクト・ヘイル・メアリー」を観ました。画像は天文シミュレーションソフトStellariumの画面キャプチャーで物語の舞台になるタウ・セチ(くじら座のτ星)、地球からの距離は11.9光年です。
 予告編からの情報では太陽の光が弱くなって数十年後には気温が下がり地球人類存続の危機が訪れるという予測のもと、何故か中学校教師が宇宙船で、タウ・セチへ向かい、そこで出会ったエイリアンと協力して謎を解明するというお話です。
おかしな展開のように見えるけど実はしっかりした背景があって、科学的にも特殊相対性理論に従った興味深い内容でした。

 ここからはネタバレを含むのでこれから観る予定の人はここでブラウザ閉じてね。

 太陽の光が弱まると同時に太陽から金星に弧を描いて伸びる赤外線を放射する帯が発見され、発見者の名前にちなんでペトロヴァ・ラインと名付けられる。探査機でラインの中からサンプルを持ち帰ったところ微生物らしきものが存在するということで中学校教師の主人公ライランド・グレースに白羽の矢が立つことに。実は彼は元々は分子生命学博士で宇宙には非炭素系の非水ベースの生命がいても不思議はないという論文を発表して学会から批判されても主張を撤回せず、こともあろうかその権威を侮辱する発言で首になっていたのでした。
太陽表面で生存できる生命体なら水ベースでは不可能のはずということでペトロヴァ対策委員会の責任者・エヴァ・ストラットからお呼びがかかったわけです。その生命体はアストロ・ファージと名付けられてグレースが分析した結果・・あれれ? 中身はほとんど水だった。但し可視光線・紫外線・赤外線・マイクロ波・X線・ガンマ線などいかなる電磁放射線も透さない外殻に包まれているために太陽の熱にも耐えられ、その上莫大なエネルギーを蓄え、放出する性質があることが判明。ペトロヴァ・ラインは二酸化炭素がアストロ・ファージの繁殖に必要なので金星に向かい繁殖しては太陽に戻る道だということが分かる。
 そして恒星の光が弱まるのは太陽系のみならず次々と恒星に伝染して広がる中でタウ・セチだけが明るさを維持していることからアストロ・ファージを燃料として11.9光年離れたタウ・セチへ光速に近い速度で航行可能な宇宙船ヘイル・メアリー号を建造してその原因を探るプロジェクト・ヘイル・メアリーがスタートします。ヘイル・メアリーとはアヴェ・マリアの英語表記でお願いマリア様的な意味合いであると同時にアメフトの試合で劣勢のチームが一発逆転を狙って投げるロングパスの名前でもあります。
会議の席でグレースは乗りの良い人が好きという性格が描かれているんだけどこれ意外と重要なポイントかも?
 
 そして実はこの計画には大変な問題が・・
燃料は片道分しか用意できないのでクルーは生還不能なのです。
グレースは志願したクルーにそんな勇敢な遺伝子を僕は持ってないと告げると船長のヤオ・リージェは遺伝子ではなく自分の命を懸けても助けたい人がいるかどうかだよと答える。
そんな人がいるのかと考えたけどグレースにはいなかったと見えて搭乗を拒否。
・・したんだけど直前に大爆発事故が起こって科学者のクルーが皆死亡してしまい、グレースは薬で眠らされ直前の記憶も消されて無理やりヘイルメアリー号に乗せられて人口冬眠。
何とひどい話!
だから映画の冒頭で宇宙船の中、人口冬眠から目覚めたグレースはここどこ?!と驚きます。

その2に続く・・

コメント