ペルセウス座 散光星雲NGC1491 2024/11/13(水)

かに星雲でNeptune-C2 の実力を確かめてみた 2024/11/3(日)

 センサーにIMX464を使っているPlayer One の Neptune-C2 は 近赤外線領域の感度が高いという点で、IMX585 を使っている Uranus-C と 特性が似ています。センサーサイズはUranus-Cが1/1.2インチに対してNeptune-C2の方は1/1.8インチと小さいのですが時折下剋上的にUranus-Cよりも良い画像が得られるように感じていました。
 そこで昨夜はこのところ何度も撮影しているおうし座のかに星雲M1 を撮って比較してみました。
 昨夜は珍しいことにアライメントの段階からアライメント星が一発で導入されて天体導入にプレートソルビングを使う必要がありませんでした。水平北向きの初期設定がバッチリだったのでしょう。

昨夜の使用機材は以下の通り

  • 経緯台 SkyWatcher AZ-GTi
  • 鏡筒 SVBONY SV503 70ED
  • カメラ PlayerOne Neptune-C2
  • 補助レンズ なし
  • フィルター Sightron QBP III


Neptune-C2 で20分間ライブスタックした画像がこれ。
設定は以下の通り
  • 撮影日時 2024/11/2 23:29
  • 外気温 10.7℃
  • センサー温度 15.7℃ 冷却機能なし
  • アナログゲイン 250
  • オフセット 2
  • リアルタイムダーク補正あり
  • フラット補正なし
  • 露出時間 6秒 x 200フレーム
  • 総露光時間 20分
  • ガイディング なし
  • ディザリング あり
  • σクリッピング

 ほぼ同条件でUranus-C で22分間ライブスタックした画像がこれ。
設定は以下の通り

  • 撮影日時 2024/10/24 23:51
  • 外気温 10.0℃
  • センサー温度 12.5℃
  • アナログゲイン 300
  • オフセット 3
  • ダーク補正 Hot and Cold Pixel Removal
  • フラット補正なし
  • 露出時間 4秒 x 333フレーム
  • 総露光時間 22分12秒
  • ガイディング なし
  • ディザリング あり
  • σクリッピング

 比較するとNeptune-C2ってなかなかやるなという気がします。以前に何度か書いてますが NeptuneシリーズにはIMX464の改良型であるIMX664を使ったNeptune664C が出てます。性能はかなり上がっているらしいので益々気になってます。しかもアクティブ冷却システム対応。

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