待っていた花が咲いたよ 2024/5/1 水

大雪山遠征2日目 黒岳石室から白雲避難小屋まで 2019/9/4

 2日目は黒岳石室から北海岳を越えて白雲避難小屋まで行きます。天気は良好。写真は黒岳石室テントサイトから凌雲岳、北鎮岳方向を写してます。右手前は桂月岳。桂月岳は近いのでもう登っている人の姿も見えます。

 朝食はレトルトのご飯とカレー、エスビット固形燃料をケチったので加熱が足りなくてゲロまずでした。

 石室から黒岳方向へほんの少し戻ると北海岳方向への分岐があります。そこから赤石川へ向けてだらだらと下ります。
登山道の脇に霜柱が出来てました。どうりで昨夜はとても寒かったわけです。

 チングルマの綿毛が朝陽を浴びて輝いています。

 6:45、赤石川を渡ります。石づたいに歩きますが滑らないように縄を被せてくれています。本当に登山道の手入れをして下さっている人たちには頭が下がる思いです。

 7:00、北海沢を通過、ここは水場です。今回は黒岳で沢山作ってきたので水は汲みません。水場は白雲石室にもあるしね。
沢を渡ると右手に雪渓。ここの雪渓を歩くことはありませんが写真を見ると分かるように水の流れるところはトンネル状に空洞があります。雪渓の融雪が進む時期には踏み抜きに注意です。落ちたところに水が流れていることも。

 雪渓を過ぎると急な登りになります。

ハイマツの中にウラシマツツジの紅葉がきれい。
 7:45、斜度の緩い部分に出ました。
 稜線に出ると谷越しに北鎮岳と凌雲岳が。

 もうすぐ山頂を告げる岩が。
 8:45、北海岳山頂。立っていられないほどのすごい強風です。



大雪山北海岳山頂 2019/9/4 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA











 眼前にはお鉢と呼ばれる大カルデラと連なる山々。お鉢の中は猛毒の硫化水素があるので入れません。お鉢巡りは人気のコースですが黒岳から北海岳への登りは沢からの一気登りでキツイから反時計回りで旭岳側から北海岳へ来た方が楽っぽいです。

 更に左を見ると十勝岳連峰が。

 北海岳からは白雲岳山麓へ向けて緩やかな下りが続きます。
 白雲岳手前で道が分岐してますが右側は通れません。左は白雲分岐方向。
 白雲岳を右側間近に見るようになると岩だらけののぼりが始まります。
 白雲岳頂上直下に紅葉が少し。全体的にはまだまだ緑色が多かったですけど。
 10:35~10:45、白雲分岐で休憩。十字路になっていて今歩いてきた北海岳方向から直進で白雲避難小屋、右は白雲岳、左は小泉岳・赤岳です。

 ここからガレ場の急な下りです。
 前方手前に隠れていた白雲避難小屋が見えてきました。正面には高根ヶ原、左上に忠別岳、正面上にトムラウシが見えてます。
ここから更に急なガレ場を降りて行きます。
下ってから少し上って・・・水場を見るとまもなくです。この水は雪渓の融水なので雪渓が消えると枯れちゃいます。 今年は9月中旬までは残りそうです。やがて新雪が降って来年も登山者達の命の水になるでしょう。

 11:45、白雲避難小屋到着。小屋泊は1000円、テント場は300円。テント場にはハンマーがあります。水場は来るとき通ってますね。エキノコックスの卵が入っている恐れがあるのでろ過器を使用するか煮沸します。


大雪山白雲避難小屋 2019/9/4 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA




 写真正面の小さな小屋はバイオトイレ、トイレットペーパーは置いてません。そしてこれが大事・・・使った紙はトイレに落としてはいけません。持ち帰りですからそのための用意も必要です。私は携帯トイレを持参してその中に捨てることにしました。今年はこの近くに人を恐れない異常個体の熊が居座ってこのトイレの近くや水場に現れたそうです。9月に入ってからは出ていないとのこと。

 ここに泊まる人たちの山行は縦走登山か小屋をベースキャンプにした放射状登山のようです。不要な荷物を置いてサブザックであちこち行って見るのも良さそうですね。
今日も必要な物だけ持って赤岳か白雲岳へ行こうと考えていたのですが白雲避難小屋へのガレ場を下ってきたら再び登る気がしないので昼寝しちゃいました。

 昼寝後に昼食。メニューはフリーズドライのご飯とレトルトカレー。まあまあかな。
 特に何をするでもなく水場で水をろ過して水作り。

 夕食はウルトラランチのビバークレーションとフリーズドライのビーフシチューこの組み合わせは旨かった。


 今日の歩行距離は6.6km、所要時間は6時間、消費カロリーは1360kcalでした。

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