待っていた花が咲いたよ 2024/5/1 水

カルピン虹の橋を渡る

おばあワンのカルピンが虹の橋を渡っていきました。兄弟犬おじいワンのプーと一緒に我が家にやって来たのが2002年の春でした。プーは2年前に先立ってました。やはり女のほうが強いのか。

 息を引き取る日は昏昏と眠って静かに寝息を立てているだけの状態が半日くらい続いてました。
そうなる前が大変で、ぐるぐると歩き廻って壁に突き当たると動けなくなってヒィーンと泣き叫んだり、立ち上がれなくなると起き上がろうとしては倒れて頭を床にぶつけるのを何十回も繰り返したりするので夜も目を離せない状態が2日ほど続いてました。それでも頭を撫でて声をかけると静かに眠り、1時間ほど経って目を覚ましては鳴いて私を呼ぶのです。そんなときは呼吸も苦しそうで胸が締め付けられるようでした。
これから犬を飼いたいと思っている人たちに知っておいて欲しいことがあります。
わんこは自分の子供のような存在になり幸せを沢山たくさん与えてくれることは間違いありません。でも大抵は先に逝ってしまうので子供をなくすような悲しみのときが必ず来るという覚悟が絶対に必要です。私が子供のときに親に犬を飼いたいと言ったら、
「死ぬときに辛い思いするから二度と飼いたくない。」
と言われたことを思い出しました。私の記憶にはないのですが歩き始めたばかりの私と一緒に白い犬が写った写真がありました。
でも後悔はありません。私達家族に幸せを数え切れないほど与えてくれたのですから。
 
 最後に不思議な出来事がありました。息を引き取るとき私はそばにいませんでした。それが最大の後悔なのですが、カミさんに知らせを聞いてカルピンのそばに行って、
「カルピン、そばにいてあげなくてゴメンね。」
と涙声で話しかけたとき、
「ヒィーン!」
というカルピンの声を聞いたのです。私を呼ぶときの声です。
なんだ生きてるじゃないか! と思って頭を撫でたら冷たくて体は硬くなっていました。声を出せる状態ではありません。私が聞いたのはカルピンの霊の声だったのでしょう。その場で待っていてくれたのだと思います。

ありがとうカルピン、お前のことは忘れないよ。わんころ天国へ行ったらプーによろしくね。(T_T)

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