待っていた花が咲いたよ 2024/5/1 水

2010年東北ツーリング 4日目

2010年東北ツーリング 平成22年(2010) 6月 23日(水)~6月 27日(日)

4日目 2010年6月26日(土) 鳥海ブルーライン大平山荘 から 秋田県水沢温泉・青荷山荘 まで
 今日は大平(おおだいら)山荘から必要な荷物だけ積んで鉾立駐車場まで行って、少しだけ山歩きを楽しんで戻り、改めて鳥海ブルーラインを象潟方向(秋田)に降りて仁賀保高原を回ってから道の駅象潟・ねむの丘で昼食。そこでK君は新潟へ、私は秋田駒ヶ岳の裾野、水沢温泉へと向かいます。
仁賀保高原と象潟までのルート(前半)と
象潟から秋田県水沢温泉までのルート(後半)に分けました。


 

鳥海山トレッキング
 鳥海山(2236m)4合目、標高1000mの大平山荘で良い天気の朝を迎えることが出来ました。早朝5時、朝食はとらずにトレッキング用の装備を持ってバイクで5分ほど登ったところにある鳥海ブルーライン鉾立駐車場(1150m)まで行き、そこからハイキング開始です。鳥海山登山ルートはいくつかあるのですがここから入る象潟口コースがポピュラーらしいです。驚くほど大きな駐車場には既に車が何台も留まっていて日中には一杯になるでしょう。さて登山口から石段を登っていくと5分ほどで鉾立展望台。
すばらしい景観が広がります。
北側の断崖は深く切れ込んでいて東側には落差の大きな滝、そして岩の切り立った鳥海山の山頂が見えています。
頂上まで行くにはここから4時間かかりますが私たちはハイキングなので途中で引き返す予定。最初の方が傾斜が急ですが尾根線に近づくと視界が開けてきて景色を楽しむ余裕が出てきました。沢山の人とすれ違います。今降りてくる人は上の山小屋に泊まっていたのでしょう。
1時間も歩かないうちに雪渓に遭遇、道は雪渓を越えて続いています。2人ともバイク用の靴なので雪渓を歩くには適していません。踵がしっかりとした登山靴でないと下りが危険です。やむなくここで引き返すことにしました。K君は新潟在住なのでいつか頂上アタックを考えているようですよ。降りていくと下の方がこんな急な道を上ったのかと思うくらいの傾斜でした。展望台でもう一度景色を楽しんで大平山荘に戻ります。気温が上がってきました。腹へったよー! 鉾立駐車場への往復で7km。

奈曽の白滝と仁賀保高原
 午前の予定を朝食前に済ませてしまったので半日をどうつぶすかK君と相談。ツーリングマップルを眺めていた彼が奈曽の白滝を発見。高さ26m、日本100名瀑のひとつと書いてあります。まずはここへ行ってそれから仁賀保高原を走ろうということに決定。

 8:50、下山開始。鳥海ブルーラインのワィンディングをどんどん降りて25分ほど、人里のガソリンスタンド前に白滝の駐車場がありました。鳥居があります。神社の境内を入って左の山道を降りていくと・・・ありましたよ。

奈曽の白滝

 昨日見た二ノ滝と同じくらいに見えます。水量も豊富、人里に近いのが災いして滝壺から流れ出てくる水は少し汚れた感じです。

「惜しいなぁ!」

とK君。それにしても彼は滝が好きなんだな。滝壺周辺は涼しいけどまた降りてきた道を上るのは暑いよ。スタンドで給油して仁賀保高原へ、県道312号パノラマラインを進みます。風力発電の風車が並んでいます。途中で2台のバイクとすれ違いました。やはりライダー好みの道ですね。サイクリングの集団も走っていました。やがて道は冬帥で左県道285号と右県道312号に分岐しますが道幅は285号が広いです。K君は大谷地池を見たいとのこと、左回りに回るなら逆戻りしなくても良い県道312号を行くことになりました。でも私のナビではこの道は途中で途切れてるんだけど・・・・・これが予想外の難ルートになりました。道はやがてダートに入り、次第に幅が狭くなって軽自動車が1台やっと通れるくらいの山道に!つのる不安・・・進めなくなったらどうしましょ?砂利のタイトコーナーではハンドルが激しくブレます。 しかし登り坂が下りに入って再び道は広くなりました。谷地沢放牧場と溜池を右に見て進み、左に県道32号という標識。県道32号は広くて立派な舗装道路。助かったー!そのまま左回りに行くと南由利原高原青少年旅行村(ライダー向)と由利高原オートキャンプ場(バイク利用は不可だそうで)、そして左に大谷地池が見えてきました。名前は池ですが湖ですね。

道路の右側に展望台と駐車場があって大谷地池と鳥海山を見渡すことが出来ました。ここはカナダ?というイメージです。リゾート地ですよ。

大平山荘から45km。バイクを留めて、10:30~11:00、のんびり休憩することにしました。ダートに入らなければ仁賀保高原はツーリングコースにオススメの場所だと思います。

道の駅象潟・ねむの丘
 大谷地池から県道32号を走り日本海が眼前に広がりだしたワィンディングを駆け抜けて院内で左折、県道289号と県道290号で国道7号金浦バイパスに抜けます。

あとは道なりに進むと5kmほどで道の駅象潟・ねむの丘、ガラス張りの大きな建物、物産館、レストランの他、展望温泉もあります。11:45~12:30休憩、大谷地池から30kmでした。

 さてここで昼食。象潟と言えば岩ガキですね。値段は400円~600円、大きいのを2個食べたら結構な量、ぷりぷりの食感です。

ついでに軽食食堂で軽く食べましたよ。イクラ丼ね。山歩きしたから・・・

 12:30、K君は新潟へ、私は秋田県水沢温泉へ。お互い道中の無事を祈って出発です。雨に降られませんように。

水沢温泉郷青荷山荘へ
 国道7号を北上し由利本荘で右折、国道107号、2km先で左折、国道105号に入ります。これから青森までは海とお別れです。大曲までは田園地帯や山間を走る快走ルートですよ。しかし暑い! そして眠い! 昼食後は危険な時間帯です。

 大曲で市街地走行、とにかく国道105号を走り続けて角館へ向かいますが、暑さのあまり道の駅なかせんへ避難。14:25~14:55、休憩です。象潟から89km。アイスコーヒーを飲みながら冷房の効いた館内でのんびり、うとうと。いいなぁ!確か4年前のツーリングでも同じパターンでした。パワー復活して出発。迷いの角館をうまく通過、まあ道なりでOKなんですけどね。角館からは国道341号で田沢湖へ。正面に秋田駒ヶ岳が見える場所がありました。左は田沢湖、右は乳頭温泉という交差点にあるコンビニで夕食の弁当を買いました。今日の宿は1泊朝食付きで予約しており周辺には食べるところなさそうなのでね。

 右折で乳頭温泉方向へ走ると5kmで水沢温泉郷です。

 15:50、水沢温泉青荷山荘到着。道の駅なかせんから38km。同じ青荷でも有名なランプの宿とは違います、そちらは青森県です。
青荷山荘の前から秋田駒ヶ岳が見えてます。この宿、駐車場も部屋も食堂も温泉も狭いんです。温泉に至っては2人入れば満員です。カランは一度押すとちょろちょろと湯が出続けて一向に止まりません、それでいて洗面器に溜まるのには時間が掛かる。だからシャワーも使えません。しかし温泉の泉質は確かに良さそう。卵の腐敗に喩えられる硫黄の臭い(硫化水素臭)のする白濁した湯で湯の華が沢山浮遊しています。広い露天風呂を望む人は割引券をもらって向かいの公共温泉を利用します。私は面倒臭いので行きませんでした。宿泊客は多くて朝食時は狭いながらも食堂は満杯状態。ここは冬はスキー客、夏は登山客の利用が多そうです。木の香り漂う静かな山奥の宿といった感じ。窓を開けるとぶな林から吹き抜けてくる風が涼しいです。一泊朝食付きで6,300円、じゃらんで予約するとき珍しくカードで前払いでした。観光地だからこれでも割安なのでしょう。

本日の走行距離は209kmでした。


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