待っていた花が咲いたよ 2024/5/1 水

2006年 道東ツーリング 3日目

 2006年 道東ツーリング 平成18年8月30日(水)~9月3日(日)

3日目 (H18/9/1 金曜日) 厚岸町 筑紫恋キャンプ場 から 上士幌町航空公園キャンプ場 まで

 地図は左の絵をクリックしてください。紫のラインが本日の行程です。霧多布、根室を周って阿寒湖、そして足寄、上士幌へ。



 厚岸 筑紫恋キャンプ場 から 霧多布まで
 朝起きると雨は上がり青空がのぞいています。
7:50、筑紫恋キャンプ場を出発。バンガローに泊まったのでテント撤収がない分少しだけ楽。霧多布へ向かうには国道44号を通る道と海岸沿いの道道123号を通る道の2通り、早いのは国道44号らしいけど景色が良さそうなので道道123号で行くことに。キャンプ場へ来た道を町まで少し戻って道道123号に右折。

この道路はやがて林の中を駆け抜ける快走ワィンディングになります。我、地獄へ行かずして誰が行く(翻訳不能)。鳥海ブルーラインの山形側山麓に似ています。


 8:20、琵琶瀬展望台到着。青い空に白い雲そして波、この景色を胸いっぱいに吸い込みましょう(この感覚分るかな?)。正面には窓岩が見えます。この岩はもともとメガネのように窓が2つ開いていたものが平成6年の釧路沖地震で片方が崩れてしまったそうです。
駐車場の脇には馬の親子がいて子供が母馬の乳を飲んでいました。8:40、出発。
8:55、霧多布岬到着。暑くなってきました。
手前に展望台と駐車場、トイレがあり、霧多布岬を横から見ることが出来ます。東京からゼルビスでツーリング中のライダーに会いました。レギュレーターの故障で部品が届くまでこの辺で停滞せざるを得なくなっているそうです。先日の日高での警察大集合の話をすると、首都圏では良くある事で、政府の要人が通るときの警備だそうです。更に先へ進むと霧多布岬。キャンプ場があって、駐車場から徒歩で岬の先端へ行くことが出来ます(5分)。
先端へ向かう途中右側に大きな島が見えますが、この島の名前は嶮暮帰島<けんぼっきとう>。無人島です。昔この島には動物学者のムツゴロウさん(畑正憲さん)が住んでいました。ヒグマのどんべえ、知ってます? 

 9:35、霧多布を出発。道道123号で浜中から国道44号に入ります。 根室へ向かう国道44号はまさに北海道の大地を走る一本道。前・上・両側の視界をさえぎるものがほとんどありません。本州から北海道ツーリングに来るライダーの多くが道東を訪れるのもうなずけます。車のペースも速いのですがネズミ捕りに注意ですよ。たとえ前の車を追越しても途中で良い景色に出くわして道端で写真を撮っている間に追いつかれます。
 10:30、道の駅スワン44ねむろ到着。風蓮湖がきれい。
スワン44ねむろは中からパノラマのように風蓮湖の景色や野鳥の姿を見ることができます。
レストラン・メニューのオススメはエスカロップ。でも今日はここでは食べません。今回のツーリングの目玉は花咲港にあります。10:50、出発。5kmほどで道道780号への分岐が右側に。道道780号は西和田で道道142号とぶつかって終わりますが、そのまま直進、左へカーブして花咲港へ向かいます。

 11:15、吉野商店に到着(2013年現在は既に閉店していました)。花咲港の東端に近いところにあります。バイクは店の向かいに置けます。ここではいけすから出した花咲ガニをゆでたてで食べさせてくれる店なんです。
写真を撮りたいというと店のご主人がカニを出してくれました。花咲ガニ(小)、秋刀魚、鉄砲汁でなんと1,300円。一人で食べるなら十分すぎる量です。
カニが茹で上がるのを待つ間に焼きたての秋刀魚と熱い鉄砲汁が出てきました。塩は赤穂の塩を使っているそうです。
秋刀魚も花咲ガニも今が旬、美味しいのなんのって、もうこれは味覚のバトルロイヤルだー! 12:20、大満足の大満腹で吉野商店を出発。帰りにも道の駅スワン44ねむろに寄って缶コーヒーを味わいました。



パイロット国道で弟子屈、阿寒横断道で阿寒、足寄国道で足寄

 13:10、厚床で国道44号から国道243号へ乗り換えの右折。国道243号は、羅臼へ向かう国道244号と分かれて左へ、そして別海で更に左折して弟子屈へ向かいます。この道路は別名パイロット国道。途中の広大な風景を写真に撮りました。こんな風景がずーっと続きます。西春別のホクレンGSで給油、更に進むと虹別を通り、懐かしい多和平への入口看板前を通過。14:45、弟子屈町到着。ここで10分間の買い物で食料補給。天気が良ければ摩周湖を見るつもりでしたが摩周岳に雲がかかっていて見えないのであきらめました。
 弟子屈からは国道241号別名阿寒横断道で山を越えます。天気は次第に悪くなり霧雨が降っています。15:20、峠の頂上付近にある双湖台到着。15分間の写真撮影。
ペンケトウ・パンケトウの2つの湖が見られます。写真の左上に少しだけ写っているのがパンケトウ(ホントはこっちがずっと大きい)、手前がペンケトウ。ペンケトウは北海道の形をしていると言われています。そう思って見ると北海道の東半分が見えているような形です。昨年のツーリングで来た時は全く見えなかったので今回は少しマシ。

 峠を越えると阿寒湖です。このあたりから、ざぁざぁ降り。もうヤダ!

 国道241号は阿寒湖から左へそれて足寄国道に。なあんにもないぶっ飛び道路です。

 16:40、足寄町到着。足寄銀河ホール21駐車場に入ってここでは見たことのない光景にびっくり! 陸別とつながる国道241号は車の行列、渋滞です。ここでの渋滞は初めて。後で聞いた話ではここでラリーがあったんだとか。雨だったんだけどね。ところでツーリングマップルの足寄付近は道路が集まる地点なのに、丁度ページの境目になっていてとても見難い、何とかして!

上士幌航空公園キャンプ場
 足寄から国道241号で上士幌へ向かいます。渋滞の車集団は国道242号で本別方向へ別れていきました。おかげですいすい行けるぞ。国道241号は上士幌市街を斜めに通っています。航空公園・ナイタイ高原牧場の標識をたどって行くと、どんどん山を登っていきました。あれ? おかしいよ。航空公園は市街地から遠くないハズ。間違ってナイタイ高原へ登ってました。引き返してナイタイ高原への分岐を右折せずに通過、まもなく航空公園が右側に見えてきました。ここは道路がほとんど濡れてなく、雨が降らなかったようです。

 17:30、上士幌町航空公園到着。迷わなければ足寄から上士幌町航空公園間は30kmくらいです。さてと、キャンプ場は・・・??? それらしいものが見当たりません。管理事務所の横に下りの石段がありました。そこからのぞくと沢山のテントが見えました。どうやって行くのかな? 考えていると次々とライダーが到着。更に先に進む人が多い。表示がなくて分りにくいのですが航空公園管理事務所前を通り過ぎてすぐ先の低くなったところにキャンプ場入口があって、キャンプ場はその更に下にありました。広いです。駐車場も大きい。しかもきれいな芝生、照明、水洗トイレ、炊事場、分別ごみステーションがあって雨天用の砂サイトもあります。これで無料とは驚き!(ホントは500円らしいけど徴収に来ません) 集まっているキャンパーのほとんどがライダーです。ところで航空公園ですが、名前から公園には飛行機やヘリコプターの機体が展示してあると思っていましたが、そんなものはないのですね。

 自炊の食事が済んでから考えると、今日で3日目、警察の「交通規制訓練」や雨のため、まだ一度も温泉に入ってない。何が何でも温泉に入りたい! しかし既に真っ暗で道が分らない。どこに温泉があるかも不明。それでも運を天に任せて風呂道具だけトップケースに入れて町へ出てみました。市街地で明るいところを選んで進むとそれらしい建物がありました(所要時間5分)。温泉マークが光ってます。上士幌健康増進センター「ふれあいプラザ」。国道273号沿いです。なんとほとんど最短距離で来てしまいました。うれしいよー!

入湯料は380円、靴のロッカー100円(戻ります)、貴重品用コインロッカー(財布サイズで無料)、休憩所、ヘアドライヤーあり。

うたせ湯、気泡浴、寝湯式のジェットバス、檜湯、サウナがあります。湯は茶色でぬるぬる系。シャンプー・石鹸はありません。

帰りの夜風が心地良いです。あぁさっぱりした!

本日の走行距離は378km。

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