ペルセウス座 散光星雲NGC1491 2024/11/13(水)

暗過ぎたのでフィルターを替えて雪玉星雲を撮ってみた 2024/10/5(土)

 前回、雪玉星雲がライブスタックできなかった原因は恒星の数が少な過ぎたからだったのでそれはF11.8という暗い鏡筒に光量制限の大きな半値幅7nmのデュアルバンドパスフィルターを使ったからでは?
そこで今回は光量制限の比較的少ないSightron QBP3を使って見ました。予想通り恒星も見えてライブスタック可能、明るい星雲なのでそれでも良く見えてました。今回はプレートソルビングもバッチリ。

今回の使用機材は以下の通り
  • 経緯台 SkyWatcher AZ-GTi
  • 主鏡 SkyWatcher Mak127sp改
  • 主カメラ Player One Uranus-C アクティブ冷却システム付
  • 主鏡 補助レンズ なし
  • 主鏡 フィルター Sightron QBP3 または SVBONY UV/IRカット または なし
    以下は用意したけどガイド失敗して使えなかった
  • ガイド鏡 SVBONY SV198
  • ガイド鏡 補助レンズ SVBONY 3.0Xバロー
  • ガイドカメラ PlayerOne Neptune-C2
  • ガイドカメラ フィルター Sightron
  • IR640PRO

 アンドロメダ座 青い雪玉星雲 NGC7662(Caldwell22)です。前回に比べて星雲内部の構造がうっすらながら写ってます。ガイドは安定せず使えなかったのでオートガイドなしのディザリングありです。

設定は以下の通り
  • 撮影日時 2024/10/5 20:30
  • 外気温 14.4℃
  • センサー温度 17.4℃
  • オートガイド なし
  • ディザリング あり
  • アナログゲイン 350
  • オフセット 3
  • 露光時間 4.0秒 x 81フレーム
  • 総露光時間 5分24秒
  • ダーク補正 Hot and Cold Pixel Removal
  • フラット補正 なし
  • トリミング あり

 SharpCapは2024/9/30にアップデートしたばかりのバージョンを使いました。実はこのところUranus-Cでアナログゲイン350以上に設定すると画面の右端に明るさの違う領域ができる異常が発生しその原因が分かりませんでした。それがこの画面、以前、アナログゲイン350で撮影したカリフォルニア星雲です。300以下では問題ないのですけど。
 それが今日はアナログゲイン350でもこのような異常は見られませんでした。ひょっとしてバグだったのかな?

 星があまりにきれいだったのでもう少し見たくてペルセウス座の二重星団 h-χ を。焦点距離が長いので両方を画角に入れることはできないのでひとつずつ。フィルターはSVBONY UV/IRカット に変更。

 まずは二重星団 h (NGC869)です。
設定は以下の通り
撮影日時 2024/10/5 21:53
  • 外気温 13.4℃
  • センサー温度 16.1℃
  • オートガイド なし
  • ディザリング あり
  • アナログゲイン 350
  • オフセット 3
  • 露光時間 2.0秒 x 95フレーム
  • 総露光時間 3分10秒
  • ダーク補正 Hot and Cold Pixel Removal
  • フラット補正 なし
  • トリミング あり

 続いて二重星団 χ (NGC884)。露光時間はhと同じです。
設定は以下の通り
  • 撮影日時 2024/10/5 21:42
  • 外気温 13.5℃
  • センサー温度 16.3℃
  • オートガイド なし
  • ディザリング あり
  • アナログゲイン 350
  • オフセット 3
  • 露光時間 2.0秒 x 95フレーム
  • 総露光時間 3分10秒
  • ダーク補正 Hot and Cold Pixel Removal
  • フラット補正 なし
  • トリミング あり
 フィルターなしだとどうなるのかも試して見ました。
二重星団 χ (NGC884) フィルターなし です。あまり違いはないように見えますが露光時間は短くて済みました。カメラの近赤外線感度が高いため昼間の景色ではUV/IRカットフィルターがないと赤に偏った写真になります。
設定は以下の通り
撮影日時 2024/10/5 21:30
  • 外気温 13.6℃
  • センサー温度 16.6℃
  • オートガイド なし
  • ディザリング あり
  • アナログゲイン 350
  • オフセット 3
  • 露光時間 1.0秒 x 155フレーム
  • 総露光時間 2分35秒
  • ダーク補正 Hot and Cold Pixel Removal
  • フラット補正 なし
  • トリミング あり
 オートガイドがうまく機能しなかった原因はまだ分かりません。ガイドスコープとガイドカメラだけで調べてみる必要があるかも知れません。

人気ブログランキング参加してます。 ポチっとしていただけたら嬉しいです。
天体写真ランキング
天体写真ランキング

コメント