五稜郭公園の桜2024 2024/4/22 月

備忘録 2017-18 スキーシーズンを振り返って


シーズンインは11/17 札幌国際。例年は中山峠が最初ですが今季は札幌国際が早かった。11/29-30 ニセコ遠征、1日目はグランヒラフ、2日目はアンヌプリ国際。2日目は滑った記憶が殆ど残ってません。スキー日誌にはゴンドラ1本、クワッド1本で帰ると書いていますが断片的な記憶しかありません。コース脇の新雪に右スキーをひっかけて顔面から転んだこととマウント破損で顔の横にぶら下がったカメラを外してポケットに入れたことを後で思い出しました。どうやら脳震盪を起こしたようです。更に帰ってからすぐに帯状疱疹と激しい左坐骨神経痛で2週間寝込んで復帰したのは地元函館七飯スノーパークオープンから4日後。体力低下が著しくて半日滑るのがやっと、午前午後通して滑られるだけの体力まで回復したのは年が明けて1月下旬でした。この間は角付だけでターンすることとターン始動時に両足を後ろに引いて前方への重心移動することの2点を重点的に練習。

 前半はそのようにぱっとしないスタートでしたが1月下旬から函館周辺は降雪が多くニヤマ高原スキー場で新雪かつ深雪の練習が3年分くらいできました。今季前半にコブ対策として足を後ろに引いて前方に重心移動する練習をしていたのが思わぬところで役に立ちました。今までは躊躇するような深雪急斜面でも臆せず入っていくことができるようになったのは大きな進歩です。しかし調子に乗って右スキーをひっかけて転倒、左大腿二頭筋に肉離れを。軽症だったので休場するほどでもありませんでした。

 2月中旬ころから深雪を滑る機会が少なくなってレイルターン練習を主体に。左ターンは良いのですが右ターンは2本の跡が残りません。それでも先シーズンは右ターンの跡そのものがはっきりしなかったのですけど1本は残るようになってきました。内スキーがずれているのですね。ストックドラッグをやってみたら右ターンで左ストックが雪面から離れることが判明。右ターンで体が内倒していたのです。ストックドラッグで両ストックの先が雪面を擦りながらターンできるようにしたら右ターンの跡は次第にはっきりとしてきましたが2本になりません。内足への荷重配分を増やしてみるとたまに2本残るようにはなってきました。
横滑りでポジション確認してみるとスキーに対する両股関節の位置に問題があることが分かりました。右股関節が常にやや後ろかつ左にずれていたのです。横滑りが左右とも滑らかにコントロールできる股関節の位置を探ってやっとみつけることができました。2級受検時代にいつも体が右向いていると指摘されたのが今も少し残っていたのですね。
股関節のポジションに注意してターンすることでスキー操作にもたつきがなくなりました。

 2月下旬にはニヤマ高原スキー場がクローズ、函館七飯スノーパークへ。
2つのドリルを集中的に練習

  1. 急斜面ショートターン改善のためのドリル ホッケーストップ
  2. ロングターン改善のためのドリル TOUH-STAND-TOUCH-THEN-TILT

後者はHarald Harb氏の著書 Essentials of SKIING に書かれている基本的な練習です。
実はこれこの本を読んですぐにやってみたのですが上手くできないまま次のステップへ進めていったため効果を上げることができていませんでした。今季初めに角付だけでターンする練習をしていたことでやっとできるようになりました。Harald Harb氏の指導するPMTSテクニックで最も重視しているのが角付です。このドリルで遂に右ターンでも2本の跡が残るようになりました。低い姿勢から次第に高い姿勢になっていく過程でポジションをどこに持ってくと良いかを探ることが最重要ポイントでした。
クローチングでのターン練習も以前はずれずれでしたが切れの良いクローチングターンが可能になりました。緩斜面でクローチングターンをしながら次第に高い姿勢に変化させていくのも良い練習になりそうです。
  シーズン初めの脳震盪やシーズン中盤の肉離れを引き起こした転倒はいずれも左ターン始動時に右スキーをひっかけたのが原因で、内足をしっかり使うことで内スキーが遊ぶことがなくなり防止できるのではないかと思います。ショートターンの谷回りも確実にできるみたい。

 来シーズンはニヤマ高原スキー場の第1A線リフトから自分のレイルターン跡を確認できるかな? 今後の目標は交互操作、シュテムターンと踏み替えターンです。なぜ必要かって? それはヒ・ミ・ツね。

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