待っていた花が咲いたよ 2024/5/1 水

蝦夷松山・雁皮山登山


 体育の日を明日に控えて運動をと思ったわけではありませんが、山に行ってきました。写真の谷は熊が沢山生息している場所です。一緒に行った友人と熊の話で盛り上がり・・いや盛り下がったかな?
 熊は人の気配があると藪にひそんで気配を消し、人がいなくなると動いて藪の奥へ移動します。昔、うっかり熊の隠れている藪に近づいてうなられたことがありました。近づくなとゆう警告なのです。2人ともザックに鈴をつけて音を立てながら歩きました。これでいきなりの遭遇はある程度回避できるはずです。危ないのは子連れの熊、子熊は好奇心旺盛で人がいても平気で近寄ってきます。でも必ず近くの藪には親熊がひそんでいて、子供が危ないと感じたら飛び出してきます。なんて話をしながら歩いていたわけで、まぁ夜中に怪談話をするのと同じようなもんです。
 何十年も前に日高のカムイエクウチカウシ山で福岡大学ワンダーフォーゲル部の学生3人が犠牲になるという痛ましい食害事件がありました。同じ頃、私の地元・函館の山岳会の人たちがその山に入っていました。夜中にテントに体当たりするものがあって、ベンチレーター(換気用の窓)から熊が覗いていたそうです。朝、テントを撤収しているとまだ熊が近くにいて皆で熊の方を向いて後ずさりし、すこしずつ山を降りてきたそうです。人里が近づくと熊はそれ以上降りてこず、熊に見送られるように帰ってきたそうです。


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