待っていた花が咲いたよ 2024/5/1 水

2006年春一番ニセコキャンプツーリング


2006年 春一番ニセコツーリング 平成18年5月20日(土)~5月21日(日)
 今シーズン初のテント泊ツーリングです。今回のテーマは「のんびり行こう」であります。往路が緑、復路が青です。

せっかく買ったばかりのライディングシューズ・エルフ シンテーゼ11は防水じゃないことが判明したので、天気の良いときの日帰り専用にして、今回は古いけど完全防水のエルフ シンテーゼ09で行くことに。



1日目 (H18年5月20日 土曜日) 函館 から 倶知安町 旭ヶ丘キャンプ場 まで

 長万部町まで
 朝の8:00、函館の自宅を出発。天気は晴れ、雨上がりで路面には少し水が残っていました。15分ほど走ると道路の両側が北斗市の水田地帯。田植えを待つばかりのプールのような水田に青空が映っています。この風景が私は好き。

 8:25、北斗市のホクレンGSで給油。レギュラー1Lで124円でした。安い! 北斗市から国道5号に入り長万部に向かって車の列にまぎれてのんびり走ります。途中で天啓のようにひらめいた重大な事実。ガスがない! 入れたばかりでしょうが・・・ガソリンじゃなくてコンロとランプのガスです。

 9:35、函館から78km、八雲町の国道5号沿いで大型生活雑貨店ホーマックを発見、EPIgasのボンベを購入。これで一安心。八雲町は国道が2車線になりますが、いつも書いてるようにネズミ捕り要注意ポイントね。今日もやってましたよ。そこから先はハイペース。

 10:10、函館から108km、長万部町のドライブインかなやで10分間の休憩。日差しが強く、風が心地よいです。駐車場にはバイクが数台留まっていました。

黒松内町のトワ・ヴェール

 長万部町から国道5号に沿って北上して蕨岱(わらびたい)の分岐点を目指します。前方に雪を被ったニセコの山々が見えていました。 11:40、長万部から19kmで蕨岱の分岐。左折で道道9号に入ります。ここからのコースはちょい複雑。地図を表示 キャンプ場歌才ル・ピックなどの施設看板をいくつか見ながら通過、左に分岐のあるT字交差点を左折して道道266号に入って町中を進み左折で道道523号へ、踏切を渡って、高原を少しばかり走ると右側に特産物手作りセンターという地味な看板があり、そこを入ると大草原の中に素敵な建物が見えてきます。
 11:00、長万部から約30km、トワ・ヴェール到着、早めの昼食にしましょう。道の駅くろまつないにもトワ・ヴェールII(ドゥ)という分店があります。メニューは分店のほうが豊富。食事がメインなら分店のIIをお勧めします。今回わざわざ来たのはこのロケーションと店の雰囲気が良いからです。ドリア735円、コーヒー315円の計1,050円。若者ならこれじゃ足りないという分量かな。

 11:50、トワ・ヴェールを出発。5分ほどで右側に分岐、右へ行くと白炭(不思議な地名)から道道9号へ。ちなみにトワ・ヴェールのある道道523号は島牧へ、道道9号は左折で寿都へ向かいます。

 島牧と寿都、どちらも日本海に面していますが間には大きく張り出した弁慶岬があって、島牧へ抜けて北上するとかなりの遠回りになります。白炭から道道9号を走ること10分で寿都の海が見えてきました。ここから国道229号、海岸線を北上、目指すは岩内。海岸沿いにいくつものトンネルを抜けて行きます。トンネルの中でバイクの大集団とすれ違いました。かなり派手な電飾をつけたバイクもいました。

岩内から倶知安
 12:40、岩内町に到着。たら丸市場駐車場で15分の休憩。ここから道道66号通称ニセコパノラマラインに入るわけですが・・・13:00ちょうど、そこで私が見たものは・・・

冬季通行止め!
 電光掲示板にパノラマライン冬季通行止めの文字。立て看板には積雪のため5月25日まで通行止めと書かれてました。すぐそばに駐車場があったので、そこに止まって地図を見ると、左に向かう分岐は道道604号でニセコの裾野を通って倶知安町の北側まで行ける事が判明。この道が思いのほか楽しい高速ワインディングロードで緑に囲まれて恍惚のひととき、国道5号に抜けて右折、倶知安到着が13:30でした。

京極温泉へ
 倶知安市街に入るとすぐ左側に国道276号の入り口があります。

羊蹄山を右手に見ながら向かうはふきだし公園の隣、京極温泉。右手に京極温泉入り口の看板があります。倶知安市街から約15km。   


 13:50、京極温泉に入りました。入湯料500円、脱衣所のロッカーが100円(くどいようだが戻りません)。露天風呂、薬湯入りジェットバス、気泡浴、サウナつき、シャンプーとボディーソープ備え付け、休憩所もある程度の広さがあります。

 ここでのんびりと1時間半過ごしましたよ。入浴後何をしたかというと、お昼寝です。

倶知安町の旭ヶ丘キャンプ場

 15:20に出発、来た道を引き返し倶知安市街に入ってそのまま国道5号を横切って直進すると左手にジャンプ台が見えてきます。ここが旭ヶ丘 ジャン キャンプ場。到着は15:50でした。このキャンプ場は無料だよ。夏にはライダー村のようになります。今日は・・私を除いて2人しかいませんでした。それぞれが本州からのソロツーリング、写真に写っているのはその一方の人が乗ってきたCB1300SF。この人はネットでのやりとりから大阪からおいでのヤマダさん(仮名)で、その後何度か北海道へおいでの時にご一緒させていただきました。

 春ですが既に虫が大量発生してます。しかも、ブヨ。刺されると腫れるのだ。早速蚊取り線香を出して、テント設営。旭ヶ丘公園広場の山肌には例年、芝桜がきれいに咲くのですが、今年は何故かまったく見当たりません。

回転寿司羊蹄丸
 倶知安での夕食は市街地の国道5号沿いにある回転寿司羊蹄丸。向かいはホクレンのGSです。ここのネタは何を食べても旨い! しかも客の食べ方を見て好きなネタを出してくるという気配りまでしていると見た。それにしても客の好きなものがなぜ判るんだろうね?

 自分のお腹を満たした後は向かいのGSでZR-7Sにもガソリンを与えて、更に隣のローソンで買い物。

 明日の朝食と今夜のビール。キャンプ場に戻ると先に来ていたツーリングライダー2人はそれぞれのテントに引っ込んで寝たみたい。しかたないので独りでプシューと缶を開け、暮れ行く羊蹄の景色と柿の種をおかずに冷えたビールを飲むのでした。静かだ。
 この日の夜中、テントから頭だけ出して空を見ると、満天の星空、プレアデス星団などは空に四角く穴が開いているように見えていました。でも寒かった。本日の走行距離は254kmでした。おやすみー。

2日目 (H18年5月21日 日曜日) 倶知安 旭ヶ丘キャンプ場 から 函館 まで
 
あたーらしーいあーさがきたー♪
 6:00、外で早寝早起きのライダーが食事の支度をする音で目覚めました。テントは朝露でかなり濡れてます。寒かったのでシュラフの周りにシュラフカバー、断熱シートを被せていましたが、シュラフの外側は結露で湿っています。テントから出ると青空。キャンプ場は山間にあるので日光はまだ当たってません。私の朝食はご飯とインスタントラーメン。食後のコーヒーを楽しんでいると2人のライダーは相次いで出発していきました。札幌へ向かうとのこと。

 濡れたままテントやシュラフをたたむのは嫌なので、日光が当たるまで待って乾かすことにしました。

長万部まで
 8:35、倶知安町旭ヶ丘キャンプ場を出発、長万部を目指して国道5号を進みます。途中、何台ものバイクとすれ違い、ピースサインを交わします。ソロライダーが多いよ。

 9:25、道の駅くろまつないを通過。既に56km走ってます。それから15分ほどで長万部のドライブインかなやも通過。駐車場にハーレーの大軍団がいました。実はこの付近で函館のライディングクラブ ’R’のma23さんの乗った車とすれ違ったらしいです。

 9:50、長万部のドライブインかに市場で15分の休憩。ここにもハーレー軍団が・・。

 11:00、八雲町から日本海側に抜ける人気ワィンディングコース・国道277号雲石峠に入ります。普段は交通量の多くない道路なのに自動車が列をなして走ってますよ。変だな? それもそのはず八雲町熊石では今日、あわびの里フェスティバルでした。入ってまもなく舗装工事直後と思われる真っ黒なアスファルトに遭遇、ヤバイよ! グリップ感が激減してタイヤがずれているのが判ります。

そしてここでもハーレー軍団と遭遇、しかもあの電飾は・・・昨日、寿都-岩内間のトンネルですれ違ったバイクに間違いありません。

乙部町から秘密の抜け道で函館まで
 11:15、乙部町の道の駅ルート229元和台で15分休憩、トイレではジャズが流れています。展望台もあって景色も良いところですよ。乙部町から厚沢部町そして北斗市を抜けて函館までは秘密の抜道を通ります。

写真のようなところを抜けて行きます。いつもながら帰り道のツーレポは超手抜きなんだよ。厚沢部町清水から共和という地区を走る山道を走っているとき、ブラインドコーナーに入った途端、私の目に飛び込んできたのは・・バックしてくる山菜採りの老夫婦の車! 必死でよけました。

 山道や 熊より怖い 山菜採り

 元和台から一気に97km走って函館到着は13:10。本日の走行距離は259km、ツーリングトータルでは513kmでした。 

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