待っていた花が咲いたよ 2024/5/1 水

2002年10月13日~14日 恐竜の町・穂別へツーリング

1日目 2002年10月13日 函館から穂別まで
長距離の一泊ツーリングも今年最後になるので、道央の穂別町までの単独ツーリングに行きました。コース図を示します。函館からの距離は片道350kmくらいです。
 
有珠山サービスエリアから見た有珠山(左)と昭和新山(右) 

 函館~長万部が2時間10分(10分の休憩含む)。長万部からは道央自動車道に乗って、千歳恵庭ジャンクションで道東自動車道に乗り換えて夕張で降ります。長万部インターから夕張インターまで4時間(40分の食事休憩含む)。途中、有珠山サービスエリアで昼食。夕張が近づいた頃、道路の手入れがいい加減な感じで、両脇から草が生えています。こんな高速道路は見たことがありません。高速道路料金は3850円でした。た、高いよ!! 時速120kmあたりから風の抵抗が急激に増えるようです。燃料消費率を計算してみると、国道では巡航速度80~90kmで25km/リットルですが、高速道路では巡航速度120~130kmで19km/リットルに落ちていました。

 夕張からは国道274号で穂別まで。この道は樹海ロードと呼ばれています。日高・帯広へ続く道で交通量がかなり多いですよ。穂別町営キャンプ場と樹海温泉はくあを通り過ぎてすぐ、道道74号に入り穂別市街へ向かいます。夕張インターから道道74号の分岐まで30分。

分岐点にはクビナガリュウの大きな道案内があります。
そこから15分ほどでアンモナイトの道案内があって、すぐに地球体験館と穂別町立博物館に着きました。
 
 北海道は太古の時代、2つの陸地がぶつかって今の形になりました。穂別町が現在ある地域は、海だったわけで、クビナガリュウ(エラスモサウルス科ホベツアラキリュウ現在はムカワリュウ)の化石が発見されています。町の中央には進化の道という通りがあり、街灯にはムカワリュウのデザインがなされています。
穂別町立博物館にはムカワリュウの化石(レプリカ)が展示してます。地球体験館(2020年現在は閉館)は熱帯雨林気候・砂漠気候・氷河期の気温・震度4の地震などを実際に体験できるという面白い施設です。気温は摂氏40度から氷点下20度を体験することになります。地球体験館は30分の案内コースになっています。


見学を終えるともう午後4時でした。来た道をキャンプ場へ戻ります。穂別町営キャンプ場はテントの隣りにバイクを置くことが出来ます。ライダーは私1人だけ。
サイト使用料は400円(ライダー用)で、木製の宿泊手形を記念にくれます。センターハウスの職員は親切ですよ。すぐ横を国道274号が走っていて、その交通量は夜間も多いため車の音が絶えません。テントサイトは国道から離れた場所にあるんですけどね、静寂とは言えません。でもその分、熊に襲われる心配はなさそうです。ここには釣り堀もあるようですよ。入浴するならキャンプ場からバイクで5分の距離に樹海温泉はくあがあります。カッコ良い名前のわりに特に珍しい特徴はありませんが、売店で売ってた牛乳はとっても美味しかった。夜中は寒くて一時間ごとに目を覚まして、携帯コンロで暖をとるはめに。北海道の夏以外のテント・ツーリングにはダウンのシュラフが必須ということが分かりました。



2日目  2002年10月14日 穂別から函館まで
 朝日が射してきたのでテントから出てみました。今日も良いお天気です。周囲の山々の紅葉も綺麗です。実は昨日、穂別市街で見てないものが二つ。穂別道民の森とポッピー公園です。ポッピーというのは町のキャラクターでホベツアラキリュウ(現ムカワリュウ)らしい。穂別道民の森は、地球体験館とアースギャラリー(土産屋ですが中にトリケラトプスがいます)の間の坂を上っていくと、突き当たりにあります。駐車場の隣りにトイレと恐竜の形をしたアスレチック。
花壇の向こうには怪しげな洞窟の入り口があります。
洞窟に入ってみると、壁面には三葉虫やアンモナイトの浮き彫りが一面に。そして、通り抜けるとビックリ!! 
土中から恐竜が首を出しています。その口にはアンモナイトが・・・そして、
向こうにはクビナガリュウが・・・
 札幌や室蘭から親子連れが遊びに来てましたよ。道民の森、地球体験館、博物館はまとまって一箇所にあります。道道74号から、この場所への分岐点にはセイコーマートがあります。道道74号に戻って先へ進むと進化の道に入ります。これが穂別市街なのでしょう。ポッピー公園はセイコーマートを背にして右側にあります。中央にある噴水は夜間ライトアップされているそうです。

 穂別を後にして海岸線の鵡川に行きます。なだらかにうねる丘陵に幅広い道路が延々と延びています。この間はトラックが、うようよ走っています。途中、工事のためオンロードバイクにとって苦手な砂利道が3箇所ほどありました。ダートで転倒したときの苦い想い出が頭をよぎって、のろのろ運転に。鵡川というと鵡川高校が甲子園に出ていましたね。鵡川・厚真を過ぎて、苫小牧に入ります。穂別から苫小牧市内まで1時間。苫小牧に入ってから苫小牧西インターまで40分。往路では高速道路料金が高くついたので復路では必要最小限にするため、道央自動車道を苫小牧西インターから長万部インターまでのみ使用しました。料金は2650円。高速に入ってすぐのサービスエリアで食事。かき揚げ丼が390円。ここのオリジナルメニューはみそカツ丼です。サービスエリアに入った直後に放送があって、このすぐ先で事故が発生したとのこと。休憩後、出発すると走行車線に中破した乗用車が後ろ向きになって止まっていました。サービスエリアに入ってなかったら、私も巻き込まれていたかも・・・・苫小牧西インターから長万部インターまで2時間25分(60分の食事休憩含む)。
 紅葉の時期は都市部の周囲で道路が非常に混雑します。今回は通りませんが、特に札幌周辺では定山渓、函館周辺では大沼が大混雑になるので要注意です。長万部インターから函館まで、砂原・鹿部・城岱牧場経由で1時間55分(10分の休憩含む)。函館に着いたのは午後6時でした。峠では日没後、急に寒くなります。グローブとジャケットは冬用、ズボンはレザーパンツが良いでしょう。総走行距離は750km。疲れたよー!!!

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